常総の野犬問題に携わるようになってからすぐ、近くの養鶏所に飼われている馬と犬の存在を知りました。
馬はまったく分かりませんが、爪が伸びすぎて走ることはおろか、歩くのにもままならないのは素人にも分かりました。水も気がかりで、犬の世話のあとに水くみに通うようになりました。
畜産の勉強をし、乗馬クラブで働いておられるマリちゃんが、乗馬クラブの古田先生を呼んで下さり、
2015年の夏からは、定期的に古田先生が、ハッピーの爪切りに通われてきました。
古田先生
2月7日の爪切りです。
相棒のてっちゃん。心配そう。
爪切りが終わり、あーやれやれ、のハッピー
ハッピーの飼育担当だった養鶏場のお世話人のSさんが作春に退職され、先月に管理人さんも退職されることになりました。
ハッピーの飼育をする人がいなくなり、必死に里親探しをしていました。
ハッピーの行き先について、ご心配下さった皆様、りんごや人参を送って下さった皆様、本当にありがとうございました。
嬉しいご報告が出来ます。
犬の里親会に来てくださった千葉の高木麻依子様が、馬の先生でもあり、ハッピーの行き先を探して下さり、袖ヶ浦の乗馬クラブで飼育されることになったのです。
2月15日、常総の畜産団地に、馬の搬送車が到着しました。
Sさんも管理人さんも出発に立ち合われ、ハッピーにお別れをしました。養鶏場の職員さんたちも、皆さんがお別れに出てきました。
またみんなで会いに行きましょうよ、ね。
住み慣れた常総を出て、千葉へ。
2時間後に到着した袖ヶ浦の乗馬クラブは、アッパーファウンテンという新しい牧場です。
ダチョウ王国のすぐ近くです。
柔らかい砂地を駆け回るハッピー。
名前の通りに精気に満ちて、嬉しげに走ります。
馬たちも新入りのミニチュアポニーに興味津々で首を伸ばして見ています。
おそるおそるも甘えるハッピーを見て、胸が一杯になりました。
日々の世話を担当される方に会って、安心しました。
ハッピーの部屋だよ、柵もポニー仕様で低めに作ってある!
迎える準備も大変だったことでしょう。
ほかの馬さんたちにご挨拶。
馬どうしの相性もあるようです。
ハッピーをすぐ受け入れてくれる馬もあれば、なかなか気難しい子もいました。
指導員さんがうまく群れにとけ込むように配慮されています。
犬と同じでそれぞれ性格も違うのこと。
ハッピーがこんなに色んな表情を見せることに感動しました。
水バケツも位置が良いところに設置して頂けました。
落ち着いたね、長旅ご苦労様。
アッパーファウンテンの田辺誠一社長(中央)、
館山の高木さん、
搬送下さった富里の石割さん。
馬のプロの方たちです。
皆様に大変お世話になり、感謝です。
ハッピーをどうか宜しくお願い致します。
馬の譲渡誓約書を今回初めてCAPINで作りました。
犬猫の誓約書に準じた内容であり、ワクチンに関してはとんちんかん。
皆さんに教えて頂きました。
何事も勉強です〰。
安心と感謝の思いで、袖ヶ浦をあとにしました。
by おかめ
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馬のハッピーの旅立ち
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