会の犬たち。
ここにいるものは皆あたたかく世話を受けられました。
猫コンテナ、
捕獲されて治療や手術を受けたばかりの子たち。
急いでご飯だけあげました。
シフトのボランティアさんたち、台風で来られない方がいるかも。
福も元気ですよ。
外ネコの黒も。
長く通ってくださるアラさん、ナミさん、いつもありがとうございます😊
普段は会えない月曜日のボランティアさんたち、台風で勤務校が午前中だけ休みになり、急きょ土浦シェルターに参加したから、久しぶりにお顔みれました。
昨日は選挙の投票日、台風の影響で強まる雨のなか、シエロを探しながら、虚ろな心で車のNHKラジオを聴いていたら、研究者が聖武天皇と光明皇后の話を柔らかに愛しく語っていました。
「万代(ばんだい)の福業をおさめて、動植ことごとく栄えむとす」、つまり、すべての動物、すべての植物が栄える世にしたい、との思いが聖武天皇にはあったそうです。
人間だけではない。そのほかの動物も植物も、みんなが栄える世にしたい、小さな力を集めてたくさんの人がその事業に参加する、その行為が世の中を光輝かせる、と、みなを受け入れたそうです。
盧遮那仏。
「人有(あり)て、一枝の草、一把(にぎり)の土を持ちて、像を助け造らむと情(こころ)に願はば、恣(ほしいまま)に聴(ゆる)せ」。
聖武天皇の言葉です。
大仏を作ろうと、土塊や草を握りやって来る方は皆さんをうけとめよ、と。
皆さんで力を結集して、動物も植物も栄え幸せになる世を作る。
でも聖武天皇はこのようにも話しました。
この世ではできないことだ。
自分は早くあちらに行きたい。
林に行きたい。 向こうに行きたい。
つまり、早くこの世と別れたい。
と、厭世観も語っていた聖武天皇。
聖武天皇を愛した奥さんの光明皇后は、聖武天皇が亡くなったときに、袈裟や薬などの遺品を見るのも辛く、すべてを大仏に捧げたそうです。
目録と説明書きとともに。
その遺品を納めたのが正倉院。
4階建てのビルくらいの大きさがあるとは知らなかった。
互いに愛し合い、子どもを亡くしたことから病院を作るなど、社会福祉にも熱心だった二人。
そんな話を興味深く拝聴しました。
八世紀の人々。
今は、2017年。
人間は、戦争と原発で、動物にも植物にも、多大な害を与えてきました。
聖武天皇の願っていた平和と徹底平等の世は、ますます遠くなっていきます。
社会の隅々まで行き渡る利権構造と腐敗。電通やマスゴミに踊らされる人々。誇りを捨てた地元政治家。権力と金に群がるのを恥としない人々。票の乞食。政治の不当介入を促す官僚。住民は住民の手に政治をとりもどしたくても、こうして議員ばかりでなく、公務員や官僚に、裏切られていく。
私も、林の方に行きたくなりますが、その前にやることがある。
by 鶴田おかめ