癌の治療で入院するが、外で世話をしていた猫たちが子猫を10匹も産んでしまった、それも三毛(メス)ばかりだからまた増えてしまう。
どうしたら。
茨城県の西にお住まいの独居男性より、相談を受けました。生活保護を受けておられ、そのぎりぎりの生活費のなかで餌にかける費用がかなりを占めていながら、命だから、腹をすかせて憐れだから、と世話されておられました。
成猫は集団手術に予約をしました。
子猫たちは、譲渡を試みるため、ひきとることに。
おじいさんには車がありません。
おきくさんが、12月5日に子猫たちをお迎えに走られ、おじいさんと子猫たちの捕獲をされました。10匹全頭を無事に保護。
おきくさんは、常総被災子猫4匹を預かられ、先日の池袋里親会で決めてくださり、3件のトライアルお届けの帰り道に、この10匹の捕獲までを引き受けてくださいました。
下妻で待ち合わせ、5匹ずつ分けました。
子猫と聞いていたが、一腹はもう、5ヶ月くらい。
みな妊娠可能な月齢だった、
もし増えていたら、
闘病しながらのお世話になり、
おじいさんも猫たちも、
たいへんだったことでしょう。
行政に相談しても、解決されない茨城県。
餌やるな、そのうちいなくなりますよ、と。
つまり、遺棄と餓死のススメです。
行政とボランティアがいっしょに里親会を開き、迷子の犬猫を収容するシェルターを運営し、獣医さんたちが手術に技術提供をされ、獣医師会が薬代をもち、うちの町からはセンターに一匹も送らぬぞという意気込みで、官民協働の取り組みができればよい。
みんなが助かりますように。
たまたまこのケースは繋がれた。
当会に丸投げでなく、手術とワクチンの費用はもちますと、おじいさんはおっしやいました。
知らんぷりはできません。
ああ、すべての犬猫を助けたい、
費用とスペースとボランティア不足のために、
それは無理。
できることをこつこつやるしかない。
みんなで係わり、みんなで解決、の時代が早く来ればよい。
猫の問題は、きちんとさせねばならない、
いかに減らすか。
餓死か手術か。
イタリアでは1993年に愛護動物繁殖防止法ができ、犬猫の殺処分は禁止になったが、きちんと野良猫の税金による避妊手術が義務化された。
2015年の日本では、まだ、犬猫アウシュビッツがあり、猫の餌やりは禁止がまかり通り、罰金まで課す自治体もある。
弱いものいじめがまかりとおる社会。
人にも動物にも。
人のいじめや自殺がなぜ多いのか。
根は同じ。あおとも家に預かられているカンベエ
価値観の転換が必要。双葉グレーちゃん
かんたくん(駅前のホテルオークラに遺棄されていた、グルメ猫)
みっちゃん(土浦のある沼にいた)
あおともさんが里親になってくださった、幸せつかめたCAPINの子たち。
猫の問題は終わりがない。
猫まわりは、つらいことばかり、
助けられなかった子、手が届かない子。
By おかめ
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独居男性より猫10匹を預かりました
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