古い写真がUさんから送られてきました。
2年前の11月に保護されたむつみ、ななみ、いつみ達が写っているから、かなり前の写真です。
一昨日の19日、矢で刺されて亡くなった、ムクちゃんが写っています。
手前は大阪のにゃんてこさんに預かりをお願いしている大地くんでしょうか?
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12月19日の朝、電話が鳴りました。常総野犬の世話をしているUさんからです。
餌場に倒れている犬を保護したが、息も絶えそうで、朝には病院に連れて行きたい、矢が刺さったような痕がある、と。
すぐに病院へ行ってください、と話しました。
結局、その犬は搬送先の病院で亡くなったそうです。
負傷した犬は、元常総野犬エリアの犬。
先日、土浦シェルターに入った4頭のうちの大五郎くんのお母さん犬で、ムクちゃんと呼ばれていたそうです。
以前いたハコの血縁です。
だんだんと常総から隣町へ移動した犬。
だから餌場は隣町です。
犬猫に国境はない。
境界を越えて移動していきます。
ムクちゃんも。
このように、県と市とCAPINでやっている、常総ワーキンググループの保護対象から外されてしまった野犬たちがいるのです。
ムクちゃんの遺体には矢が貫通した穴が二ヶ所あったというので、Uさんには、遺体を埋めたり火葬場に運ばないように伝え、写真を撮るようお願いしました。
また、警察に通報し、遺体を警察に届けるよう話しました。
動物虐待により被疑者不詳で告発をするときは、遺体は重要な証拠となるからです。写真だけでは警察は立件しません。
Uさんはなかなか警察に連絡されず、遺体もだんだん変化していくため、2日たって、私から境警察に通報し、Uさんの連絡先を伝えました。
警察がUさんのお宅を訪ねて行って、ムクちゃんの写真を撮ったそうです。そして、レントゲン写真など病院で撮るようアドバイスを受け、Uさんのご家族が動物病院に遺体を運んだそうです。
弓矢で犬を狙った恐ろしい事件。
動物を狙ったら、次には攻撃対象が子どもや女性に向かいます。
周辺住民、小中学校や町内会に周知し、パトロール強化をすべきです。
動物虐待は、許せない蛮行です。
社会がそれを赦さないのだ、と、虐待者には分からせねばなりません。
それには、遺棄も虐待も、水や餌を与えないなどのネグレクトも、ひとつひとつ、警察に通報し、文書にし、司法の場に出していくことが大切です。
by 鶴田おかめ
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12.19 弓矢で犬殺傷を通報@坂東市猫実
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