犬猫救済の輪さんブログより転載させて頂きます。
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拡散希望!!
☆茨城県への公開質問に対する回答
茨城県への公開質問状内容
http://banbihouse.blog69.fc2.com/blog-date-20180324.html
★今年度総括 茨城県に公開質問状を提出いたしました
日頃は大変お世話になっております
さて、3月の年度末を迎え、今年度の総括の時期となりました。大きく進捗した面もある一方で、課題点も明らかになりその解決が急がれます。猫に関しでは私共が引取りをできない状況になれば、以前のように殺処分に戻ってしまう現状です。深く譲渡に関わらせていただいた立場から、課題解決のために下記のお尋ねを申し上げます。なお当会を経て茨城県の猫の里親になって下さった神奈川県や東京都の100を超えるご家庭、里親に出すまでの間、世話をして下さった方々、治療に当たった獣医師スタッフ、また、ネットで里親募集情報を拡散して下さる多くの皆様に対して、会として正確なご報告をしなければなりませんので、年度末でもあり、今回は公開質問とさせていただきたく存じます。ご多忙中、大変勝手ながらご回答は今月末までに文書(メールまたはファックス)でお願い申し上げます。
お尋ね(質問)
1) ホームページにセンター収容の全ての猫の情報をアップしていただけますか。不可というご回答の場合、その理由も記載をお願いいたします。
(里親になりたい人や団体のニーズは様々であり、老齢、幼齢、負傷、人馴れの有無に関わらず譲渡のチャンスを与えてください)
2) 離乳前の子猫の世話をする人員を補充していただけますか。あるいはミルクボランティアを県のホームページや広報誌で募っていただけますか
(殺処分数の多い離乳前の子猫をいかに救命するかが大事です。職員様の過重労働を避けるためにもアルバイト等人員を増やすのが急務です。すでに猫の出産ラッシュ時を迎えています。私共がこれに対応した引取りができなければ元の殺処分となってしまうのが現状です。ボランティアに頼らない人員整備が望まれますが、同時にミルクボランティアの募集もかける事が必要です)
3) 譲渡しにくい猫を外部飼育委託していただけますか。
(1日820円程度でどうしても譲渡できなくて殺処分になる猫が救えます)
ご参考 殺処分が多かった熊本県動物管理センターは行政として生かせる命をみだりに殺処分した容疑で告発人270名、弁護士9名により告発され書類送検となっています。当会は渦中の熊本県センターに対しホームページへの全収容動物の掲載、ミルクボランティアの募集、人員の拡充を提言させていただき、全て実現しています。人員は3名増員されています。ほぼ一夜にして実現しております。外部飼育委託も犬で実施しています。これらは法律や条例を変えることもなくできる、比較的、容易な内容だと思います。
また、センターには何度も申し入れを致しましたが、茨城県保健福祉部生活衛生課でなくてはできないことがございます。必要な人員を確保してくださいますよう強く要望いたします。通常の就業時間では乳飲み子を生かすことはできず、殺処分をなくすことはできません。ボランティアが背負っている現状から、人員を増やしたり、殺処分対象になる動物を団体等へ飼育委託をするなどして、ボランティアに頼る割合を減らしつつ、県の事業として成り立つ方向へと進めていただけますようお願い申し上げます。
平成30年 3月23日
神奈川県川崎市川崎区大島4-23-13-1F
犬猫救済の輪TNR日本動物福祉病院
代表 結 昭子
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★上記3月23日付で茨城県に提出した公開質問の回答をいただきました。
公開質問状は、茨城県生活衛生課と、茨城県動物指導センター宛てにお送りさせていただいております。
茨城県動物指導センター松本センター長より、ご回答が届きましたので、公開させていただきます。
平成30年3月30日
犬猫救済の輪 代表 結昭子様
茨城県動物指導センター センター長 松本 徹
平成30年3月22日付けでいただきましたお尋ね(質問)に関する回答について
日頃より,本県の動物愛護事業に関して多大なるご協力,ご支援を賜り,心より感謝申し上げます。
平成30年3月22日付けをもっていただきましたご質問に関して以下のとおり回答させていただきます。
いずれのご提案も,本県の殺処分頭数の削減に効果があるものと理解しておりますので,業務の中でどのようにすれば効果的に実施できるのか検討を進めてまいります。
引き続き,ご協力,ご支援のほど,よろしくお願いいたします。
質問1)ホームページにセンター収容の全ての猫の情報をアップしていただけますか。不可というご回答の場合、その理由も記載をお願いいたします。
(里親になりたい人や団体のニーズは様々であり、老齢、幼齢、負傷、人馴れの有無に関わらず譲渡のチャンスを与えてください)
回答)ホームページにおける収容猫の情報掲載の件
当センターに収容された犬猫に関する情報提供については,現状では,飼い主不明の犬猫情報を収容日にアップし,公示情報として土日祝日を除く7日間,当センターホームページにおいて情報提供しております。
今後,ご提案のとおり,譲渡の機会を一層増やすために,どのような形で情報提供するのが適切か,また,当センター職員の業務の中でいかに円滑にかつ正しく情報提供できるかも考慮しながら,前向きに検討していくことといたします。
よって,今の時点で,具体的に,いつから,どのような形で情報提供を始めるかはお答えすることは差し控えます。
質問2)離乳前の子猫の世話をする人員を補充していただけますか。あるいはミルクボランティアを県のホームページや広報誌で募っていただけますか
(殺処分数の多い離乳前の子猫をいかに救命するかが大事です。職員様の過重労働を避けるためにもアルバイト等人員を増やすのが急務です。すでに猫の出産ラッシュ時を迎えています。ボランティアに頼らない人員整備が望まれますが、同時にミルクボランティアの募集もかける事が必要です)
回答)離乳前の子猫の人員確保及びミルクボランティアの募集について
当センターに離乳前の子猫が搬入された際には,現状では,職員が手分けをして授乳作業を行い,譲渡まで飼育することを行っております。新たな人員の確保までには至っておりませんが,引き続き,職員自らが離乳前の子猫の飼育をできうる範囲で行っていくことを継続していくこととしております。
また,29年度から実施している「犬猫殺処分ゼロを目指すプロジェクト事業」において,30年度の新規事業として,ミルクボランティアを募集し,離乳前の子猫の飼育を行う事業を始めることとしております。
質問3)譲渡しにくい猫を外部飼育委託していただけますか。
(1日820円程度でどうしても譲渡できなくて殺処分になる猫が救えます)
回答)譲渡困難な猫の外部委託について
結様ご存知のとおり,29年度から新たな様々な事業を実施しております。
今後の事業展開の参考にさせていただきたいと存じます。
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便宜上 3月23日の当会の質問を回答文中に当会が加筆しています。
センターの松本前所長様は年度末のご多忙の中、期限を守ってご回答くださいました。ありがとうございました。
回答内容の概略は
1)ホームページに全ての収容猫を掲載することについては、
開始時期は未定だが検討中
2)人員増員、ミルクボランティア募集については
ミルクボランティアは30年度(今年度)より募集開始
人員増員は未定
3)譲渡しにくい猫の外部飼育委託については
今後の参考に
ということでした。詳細は本文をご覧ください。
概して前向きな回答ですが、検討中の事項はスピード感をもって実現していただくことを重ねて要望してまいります。
このほど、松本センター長様は異動になられましたが、収容動物の譲渡のために大変ご尽力くださいました。
松本様は現センター長様に「早期殺処分ゼロ達成」のため、しっかりと引継ぎをして下さった旨、皆さまにお伝えいたします。
新年度を迎え、茨城県の殺処分ゼロへの道のりも、今が正念場です。
殺処分が多かった茨城県が早期に殺処分ゼロを達成すれば、その方法が全国で認められ、確率され、良い前例、良い見本となります。
茨城のことは茨城だけの事ではありません。
どの地域にお住いの皆様も、全国の犬猫を助けるために、どうか今後とも茨城県を応援してください。
以上、転載。
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犬猫救済の輪さん「茨城県への公開質問状」に回答が来ました
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