3年前に飼育を始めた兄弟犬。
今、奥さんが膵臓癌でお散歩はドクターストップ状態、
御主人は以前から心臓病で散歩も出来ない。
今月中に家の取り壊しが決まっており、引っ越し先は犬が飼えない場所だそうです。
犬は二匹とも雄で去勢済みでワクチンの証明書あり。狂犬病はまだ、フィラリアとノミダニもこれから。
散歩がお二人とも出来ません。
市役所経由でこのご相談がありました。
八間堀さんとコペンさんが訪問され、犬を確認して、ご対応くださいました。
8.3 八間堀さんより
今Nさん宅に行ってきました。二人とも留守でした。庭に2頭の中形犬が繋留してありおとなしい犬でした。
夜にもう一度行ってきます。
8.5 コペンさんより
八間堀さんと一緒にNさんとお話をして、コロ(左)とチビ(右)をお散歩してきました。
2頭とも人懐っこくて、きれいな犬小屋もあり、愛情たっぷりの環境で育てられた感じがしました。Nさんの対応も良く、ダブルリードに替えると「なるほど!」と感心していました。
2頭とも人懐っこくて、きれいな犬小屋もあり、愛情たっぷりの
狂犬病の注射も自分で電話して出張で来てもらってやっておくと言
お盆あけまでは、何人かで通ってお散歩をお手伝いします、餌やり
お盆あけはシェルターに入れないと、今の状態で通いも一緒に続け
8.5八間堀さんより
Nさんのワンちゃんお盆迄朝私が午後コペンさんが散歩するようにきめました。
2頭共に愛情たっぷりに飼われて居たようで性格も素直で愛嬌たっぷりです。
☆☆☆☆☆☆
でも、八間堀さんもコペンさんも、体調は万全ではなく、常総シェルターのシフトにも朝晩入られ、コペンさんのご自宅にも預かり犬の次郎吉と馬友てっちゃん、ルンちゃんの三頭がいます。
一部のボランティアの方にだけ、負担が押し寄せる、これでは継続しないです。体力も時間も限りがある。
高齢で病気で飼えなくなった犬猫は、極力飼い主さんが努力して友人や親戚に里子に出したり、預かり先を確保していくものですが、それが無理な場合に、どうしたらいい?
保健所や動物指導センターで処分?
飼い主持ち込みの犬猫は公示もされずに(公示は狂犬病予防法に定められた飼い主不明の犬の所有者を探す目的でしかなく、譲渡をして生かすためではない、飼い主がわかっている犬は公示は不要、と行政職員は一律返答します)、当日殺処分されてきました。
これは、動物愛護法に違反するみだりな虐待です。
飼えなくなった犬をどうするかは、社会の問題、みんなで解決していかねばならない問題です。
「殺すのが当たり前」の時代から、生かす時代へ。
犬猫の殺処分をゼロにすることを目指す条例も出来、茨城県はガラリと変わりました。
でも、中身は。
中身は、ボランティアへの丸投げです。
予算はつかないから。
今、八間堀さんやコペンさんが倒れないために、ボランティアさんが欲しい。犬猫を生かすための苦労を皆でシェア出来ないだろうか。
☆☆☆☆☆☆
一週間は7日、
朝晩と二回ずつ、二人体制。
14×2
28回
7人が4回ずつ入れば、解決します。
☆☆☆☆☆☆
でもその7人が見つからない。
無理なら有償でも来て散歩してくださる方を探さねば続かない。
最低時給、1日2回、2時間ずつ、800円×2回×2時間、3200円あれば、常総シェルターのお世話が可能。わずかだけど、やる気ある方の雇用もできる。その方のキャリアにもなる。
最近、切実に、雇用の必要を考えています。
責任をもって、決まった時間、犬猫のために散歩や清掃や病院搬送のために働いてくれる人を確保するには、雇用しかない。
ボランティアだけでは、皆、倒れます。
小貝川
なかさんが、ここから龍が這って出てくるのだと話していた沼。
ひとり、犬のお世話をしていたら、誰もいないのに犬たちがぐるぐる走り回り、遠吠えをしました。
どうしたのだろう、誰も来ないのに。
さっと空が翳り、地面が波打ち
神社の鳥居や灯籠が崩れました。
3.11の東関東大震災です。
神社の便所の脇
ここに、龍がトグロを巻いていた。
ここに、龍がトグロを巻いていた。
青みがかった白銀の鱗
濡れてずしりと重い鱗が忘れられない
それを空から見下ろしていた自分
まだあのベンチに座っているような気がします。
タオルを首に巻いて
夢のとおりにトグロを巻いた龍
神社の紋
常総シェルターにて。
合掌
by 鶴田おかめ