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Channel: CAPIN(キャピン)公式活動報告
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相談事例から 失明した頭部怪我の負傷子猫、助けて!

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CAPIN HPより【御相談フォーム】を受け付けました。

登録日時:2018/10/09 16:37
相談対象:子猫(離乳後)
相談内容:

「大怪我をしている捨て猫を保護しました。頭部を怪我していて入院中です。両目は失明しているとのことです。
家では10匹以上の病気猫を含む保護猫を飼育中です。これ以上は飼えないので凄く困っています。
ご連絡お待ちしています」




どうする負傷動物?
この深刻な相談に対して。

私たちも苦労してきた。

事故にあった犬や猫。
病院に運び、助からず、安楽死したことも一度はあった。

でもほぼ、全力で助けてきた。
諦めねば、奇跡も起こり、生き返る。

でもなぜ民間人がこうも苦労する?

行政の病院に連れて行けば、治療してくれるという海外のようなシステムが欲しい。

だって、動物愛護法には、県が引き取り治療する、と記載がある。

これでだいぶ県と揉めた。

あるときは、負傷した猫を入院させてから、センターに電話して負傷だから助けて、と頼んだら、

「先に病院に連れて行っては、センターは治療費を払わない、まずセンターに連絡欲しい」と言われた。

緊急の場合はそんな余裕はないのに。まずは近くの病院だろうに。

次に負傷動物に行き当たって、センターに先に連絡した。

センターには治療の技術がないから獣医師会の登録病院のうち、有志の病院に委託しているという。

まずこの委託病院をセンターに尋ねても教えない。どこの病院に連れて行くべきか、問い合わせても、教えない。個人情報というのが理由。

こちらで必死に病院に直に問い合わせて、連れていく。

分かったことは、負傷動物受け入れ登録している獣医師会所属病院を自力で調べて入院させても、1匹あたり5000円しかセンターから出ない、しかも獣医さんはたった5000円の助成ために書かねばならない書類が煩雑で、嫌がるのだ。

治療にかかるのは1匹あたり、数万から数十万円。そのうちの5000円。

負傷動物の県の予算は年間80万円くらい。

これでは負傷動物を助けるには足りない。

センターには技術も人手も不十分。行政獣医師は獣医学部を出ていても、事務がメインで臨床を経験していないことが多く、オペや複雑な治療は難しい。

結局は民間人が助けるしかない。

法律には県がやると、書いてあるのに。

結局は。

民間人がやるしかない。
よく分かった。
諦めている。
諦めさせられている。

法律に書いてあるのに。







病院裏の、よちよち歩き子猫5匹が、保護されて今動物病院で処置を受けています。

明日は、八間堀さんが病院から搬送され、預かりボランティアの二家族のもとに、3.2匹と、それぞれ分かれて移動となります。

ロッキーさん、皆様ありがとうございます。



昨日のブログで募集せた預かり様は見つかりました。

が、乳飲み子はやはりお声かかりません。やはり、なかなか難しいでしょうか。


TNRには子猫がつきもので、助けてやりたいけれど、場所と世話する人と費用の問題があり、バランス見ながら、諦めながら、粘りながら、多頭飼育だとバッシング受けながら、

でも目の前の死にゆく動物を前に、何とか助けようとするのが人として、当たり前だから。



この親子はエイズ陽性です。

が、助けてやりたい、
命は等価だから。

でも引き受け手が見つからないというジレンマ。


海外の猫シェルター。

脱走できない滑り板が張り巡らされたフェンス。

猫牧場。
ストレスフリー。
猫たち喧嘩ない。
広大だから。

病気別、
療法食別に分かれている。

以前見た海外の猫シェルター。
パルマだったか。


土地を探しています。


安心して、助けられるように。


by 鶴田おかめ



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