メール相談がありました。
どうぞどうぞこのワンちゃんを1度見ていただきたいです。寒空の中、あのような扱いは、酷すぎて見てられません」
「黒白の中型犬より少し小さなワンちゃんが、壊れた小屋に繋がれていて、紐もかなり短く、自由がきかない状態で、お水、ご飯も家の人からもらってないようです。
周りの方が、お水と、パン、おせんべいなどをあげているようです。
そこの飼い主は、人んちの犬だからほっとけと、怒鳴りつけるようで、変わっている方と言われています。
寒空で、雨が降っていても、濡れた土の上で、壊れた小屋の中で寝ているようです。夏も水もキチンと与えられず、近所の方があげてくれているようです。本当に物としか思ってない飼い主です。
どうぞどうぞこのワンちゃんを1度見ていただきたいです。
寒さや強風から身を守ることができない。
自由にえさを取りに行くこともできない。
常に新鮮な水を飲めることも保証されていない。
一方で、こちらは嫁とも宅に譲渡された、常総被災犬、りょうちゃん。
室内で大切に飼われています。
動物をいかに飼育するか、は、その国、その家族の文化です。
何を残酷ととらえるか、何をスタンダードとするか。
あの飼育法では、ドイツやイタリアその他の先進国なら違法とされます。
鎖は高さ2mに6mのロープを張り、そこに5mのリードをつけて、自由に動けるようにする、しかも繋留は日に8時間まで。あとはフリーにしなければならない、といった条例があるから。
日本では動物愛護法44条2項に、
みだりに給餌給水をやめ酷使し、又はその健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束することにより衰弱させること、、、
とあります。
、、、により衰弱させること、と。
でも私たちは、衰弱しなければ、手が出せないのか、という問題を超えて、
衰弱していない、との理由で、本来動くべきかなかなか実際には動かない機関にはへこたれず、
明らかにあれでは、健康が保持できないのだから、
みんなでセンターや警察にどしどし訴えて、指導をお願いしましょう。
声を届けましょう。
私たちもセンターにも警察にも繋げます。
今の法律に照らして、違法にはならないが、もし告発が相次げば、短い鎖でつながれていること、寒さや雨から身を守れないことが虐待であるという共通認識になっていきます。
見ていて痛ましい、と感じる感覚が大切だと、
それが基準だと思います。
鎖に繋ぐことが哀れだと感じる方が日本にも増えていると感じます。
by 鶴田おかめ