年末に発生したブリーダー施設での火災。
28日夜、奈良県葛城市で犬の飼育施設が全焼する火事があり、犬約40匹が死にました。
火事があったのは奈良県葛城市にある犬の飼育施設『ワンちゃんふれあい広場日光』で、28日午後10時過ぎ、「建物が燃えている」と通行人などから消防に通報がありました。警察と消防によりますと、火は約1時間後に消し止められましたが、犬が飼育されていた木造平屋建ての建物約200平方メートルが全焼し、飼育されていた洋犬約40匹が死んだということです。建物は当時無人で、警察は70代の経営者の男性から事情を聞いているということですが、この飼育施設では8年前にも犬が飼育されていた建物が全焼する火事があり、ダックスフントなど小型犬約70匹が死んでいます。警察は今後、現場検証を行い、今回の火事について出火原因などを詳しく調べる方針です。
火事があったのは奈良県葛城市にある犬の飼育施設『ワンちゃんふれあい広場日光』で、28日午後10時過ぎ、「建物が燃えている」と通行人などから消防に通報がありました。警察と消防によりますと、火は約1時間後に消し止められましたが、犬が飼育されていた木造平屋建ての建物約200平方メートルが全焼し、飼育されていた洋犬約40匹が死んだということです。建物は当時無人で、警察は70代の経営者の男性から事情を聞いているということですが、この飼育施設では8年前にも犬が飼育されていた建物が全焼する火事があり、ダックスフントなど小型犬約70匹が死んでいます。警察は今後、現場検証を行い、今回の火事について出火原因などを詳しく調べる方針です。
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以上、MBSニュースより転載。
2015年の常総市ブリーダー虐待事件を思い出しました。
あのときは鬼怒川氾濫で、犬数十頭がケージのまま水死。生き残った犬の世話に災害ボランティアとして入った神奈川の高校生からの相談で、関わることになりました。
私も過去に阿見町のブリーダー告発人のひとりになったことがありますが(有罪となり廃業しました)これに匹敵するほどのレベルです。明らかな犯罪であり、警察が対応するレベルと判断しました。水害とは関係なく、以前からの不適切飼養に違いありません。なぜ、このまま放置されたのか、動物指導センターは指導をしていたのか、このような飼養環境でも、動物取扱業としての存在が許されるなら、茨城県の繁殖現場ではなにをやっても許される、動物には地獄だなと思いました。
後でわかりましたが、センターは、この家主が19年にブリーダー登録をしてから、過去に12回も、指導のために訪問しています。さらに、24年には、動物取扱業の登録更新まで許していることがわかりました。センターは、すべて把握していたのです。
いつも事前に訪問の日時を伝えてからの査察をするため、汚い部分や死んでしまった犬は隠されてしまいます。こうして動物たちは劣悪な環境におかれたまま人目の届かないところで息たえます。
今回の件ですが、
動物たちは世話をされず、ケージもトレイも極度に汚れており不衛生ですし、栄養状態が悪くて、トリミングもされず毛は延び放題、毛艶も悪い、水もなく、古くかびたドライが散らばり、糞尿といっしょに積もっていました。三体の死体がケージのなかに放置されていました。(水害のあと、10月になって知り合いの人からまた新たに貰い受け、入れたと言います。ダックス2匹とシーズー1匹でした。)
ミイラの放置された部屋に、生きた犬たちが15匹。その明日の命の保証もありません。
別の部屋には小型が4匹。また別の、窓のない行灯部屋には大型犬が3匹。
後でわかりましたが、センターは、この家主が19年にブリーダー登録をしてから、過去に12回も、指導のために訪問しています。さらに、24年には、動物取扱業の登録更新まで許していることがわかりました。センターは、すべて把握していたのです。
いつも事前に訪問の日時を伝えてからの査察をするため、汚い部分や死んでしまった犬は隠されてしまいます。こうして動物たちは劣悪な環境におかれたまま人目の届かないところで息たえます。
今回の件ですが、
動物たちは世話をされず、ケージもトレイも極度に汚れており不衛生ですし、栄養状態が悪くて、トリミングもされず毛は延び放題、毛艶も悪い、水もなく、古くかびたドライが散らばり、糞尿といっしょに積もっていました。三体の死体がケージのなかに放置されていました。(水害のあと、10月になって知り合いの人からまた新たに貰い受け、入れたと言います。ダックス2匹とシーズー1匹でした。)
ミイラの放置された部屋に、生きた犬たちが15匹。その明日の命の保証もありません。
別の部屋には小型が4匹。また別の、窓のない行灯部屋には大型犬が3匹。
今回の奈良市のブリーダー施設火災事件で痛切に願うのは、動かぬ行政を動かすための法改正です。
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都道府県に対し、動物愛護法違反の事実がある場合は、警察に告発する義務を課す。
都道府県が、法律上与えられている権限を行使しない場合には、行使するよう県民が求めることができる。
第一次動物取扱業に認可取り消しをしない場合、または、告発しなければならない事態において告発しない場合に、10年以下の懲役または100万以下の罰金に処する。
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このような罰則規定を設けたら、少しは変わるのではないか。
末尾には、今本獣医師ツイッターより引用させて頂きます。今回の全焼の前にも、火災を発生させており、ブリーダーによる帝王切開やドラム缶での小型犬焼却により県が11年前にも立ち入り調査をしていたそうです。
動かなかった行政。
もし適切に動いていたら、到底、防げたはずの、今回の罪のない繁殖犬の焼死。
あまりにも、地獄。
あまりにも、酷い。
法改正はここにも必要です。
でないと、ちっとも変わらない。
声あげていきましょう。
2.22、院内集会を開きます。
お時間あけておいてください。
by 鶴田おかめ