つくにゃんH・Ｏエリア～ニャン子達の近況ご報告

ＣＡＰＩＮでは、つくば市の地域猫エリアで、
2010年から飼い主の不明な猫を手術して管理しています（TNR)。
これまでに手術した猫は150匹以上にのぼります。
具合の悪い猫はシェルターで保護、また子猫を中心に里親譲渡も行っております。
地域猫活動は３つのエリアに分かれており、
それぞれの場所にフード供給スポットが10個前後あります。

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今回は近年保護したH.Oエリアのメンバー3匹の近況をお伝えします。

1匹目は「しんちゃん」

しんちゃんは、白茶のイケメンにゃんこです✨
人懐こく、焼きかつおが大好き。

長い間つくにゃんとして過ごしてきたしんちゃんですが
2017年冬、沢山の鼻水やくしゃみが出たり、食欲が落ちたりしたので、寒い冬を越すために、保護を決めました。

保護ボランティアの方のお宅。
暖かいところで過ごしているしんちゃん。

おかげさまで、しんちゃんの鼻水が収まり、食欲も出てきました！

「もっとたべたいにゃーん」

猫エイズ、猫白血病ともに持っているしんちゃん。若くもないということで

このまま預りボランティアさんのおうちの中で過ごすことになります😌
これからも元気でね、しんちゃん✨

次に保護したにゃんこは、アイドルにゃんこの「みーちゃん」

みーちゃんは、2000年このエリアで初めて避妊したにゃんこです。
人懐こく、そこで暮らす人達にもとても愛されていたので、手術後リリースをして地域で見守ることにしました。

私たちボランティアも、みーちゃんのことが大好きでした。

私の娘にも優しくしてくれるみーちゃんは、本当にアイドル✨

長く地域で暮らしていたみーちゃんですが、10歳を越え、風邪を引くことも多くなり
食欲も減ってきた2017年10月、保護を決めました。

猫エイズ陽性、体調も良くないため、譲渡ではなく預りボランティアさんたちのおうちで暖かく過ごしてもらうことに。

2017年冬は暖かく穏やかに過ごしていましたが、2018年(昨年)の夏の暑さで体調が悪化し
病院へ行くことも多くなりました。

そして、昨年10月末、みーちゃんを預かってくださっている方から「体調が良くない」とお知らせ頂き
私は娘も連れて会いに行きました。

みーちゃんとは１年ぶりの再会でした。
みーちゃんは、私のことも娘のことも覚えてくれているようで、すりすりゴロゴロしてくれました。
その姿は痩せ細ってすっかりおばあちゃんになっていたけれど、やっぱり私たちのアイドルでした！

外を眺めて鳴くみーちゃん。

やっぱり外に戻りたいのかな…
でも外はもう冬の足音が聞こえて寒いから、暖かいところにいた方が長生きできる…
でもみーちゃんはずっと地域で暮らしてきたから、慣れ親しんだところに戻った方が幸せなのかな…

色々考え、考え、その答えは私は未だに出せません。
みーちゃんは、11月2日から丸くなって動かなくなり
11月4日夜中に眠るように息を引き取りました。

みーちゃんが亡くなる直前の餌やりの時、みーちゃんが暮らしていたエリアに住む
「てんちゃん」に会いました。
てんちゃんは大好きなシーバに目もくれず、いつもみーちゃんがいる方にずんずん歩いていき
にゃーんにゃーんと鳴きました。

「みーちゃんに会ってきたよ。歳はとっちゃってたけど、まだ元気そうだったよ。」
と教えてあげました。
すると、こちらに向かって、にゃーんとひと鳴きして帰っていきました。
その時は、私に何となくみーちゃんの匂いが残っていたのかなと思いましたが、その後すぐみーちゃんが亡くなり
もしかしてあの時みーちゃんがてんちゃんに会いに来ていたのかもしれないなと今は思っています。

みーちゃん、みんなに沢山の幸せをありがとう。みーちゃんに出会えて本当に良かったよ。

そして、最後に紹介するにゃんこは、「若」です。

若は、昨年3月末から、ピノくん、白くんなどがいるエリアで見かけるようになりました。

初めのうちは、近づくと逃げていっていました。

でも、餌がもらえるとわかったらどんどん近づいてきて
2ヶ月経つと直接ちゅーるをあげられるまでになりました！

とても人懐こく元気いっぱいの若ですが、ピノくんとの折り合いが悪く、ピノくんが近くにいると唸ってばかり💦
それではお互い可哀想ということで、若を保護しました。

特に病気も持っていなかった若は、人懐こいのもあり、譲渡会に参加し、とても素敵なご家族に恵まれました♥

先住にゃんこちゃんとも仲良くなり、目がブルーなので「そら」くんという、素敵なお名前もいただきました✨

これからも幸せに暮らしてね、そらくん✨

このエリアのつくにゃんたちは、学生のサークルと
キャピンのボランティアさんとで毎日シフトを組み
給餌・清掃などのお世話しています。

そして何より、いつも優しく見守りご支援くださる皆さまの愛情に支えられ
つくにゃんたちは今日も元気に暮らしていけます。

地域で暮らすにゃんこ、家庭で暮らすにゃんこ、色んなにゃんこがいますが、にゃんこは喋れないし
にゃんこの気持ち全てを分かってあげられません。
だけど、一匹一匹違うにゃんこにとって、どんな生き方、暮らし方が幸せなのか
しっかりにゃんこの命と向き合ってこれからもお世話を続けたいと思います。