今、センターには130頭を超える犬がいます。殺処分は12月27日から行われていませんが、生かして外に出す努力はしていかねばなりません。
センターの収容数を減らす為に、登録強化や広報啓発など入り口対策の徹底は必要です。また同時に、市内における県主催の譲渡会開催など出口対策の推進もしていかねばなりません。是非とも県の譲渡会開催を、とセンターに提言致しました。
前向きなお返事をお待ちしているところです。
こちら地元民間団体capinも、お約束の頭数である毎週4頭以上のピッチで引き出しています。
皆様からの暖かな応援があって初めて成り立つ、ストップ殺処分です。
ペアレントさんがついたわんちゃんを、それから、センター職員さんと相談しながら、センター在留期間が長い子や、個別房の子、シニアや病気の子を出すようにしています。
センターレスキューのその先の、引受手である里親様や預かり様が必要なのは言うまでもありません。よろしくお願い致します。
3.7 センターから3頭を引き出しました。
1.エルモくん
レスキューペアレントは、獣医さんの卵、SMAYAさんです。みんなに愛される天使、という意味(新約聖書)の、Elmo(エルモ)という名前を付けてくださいました。
常陸大宮から。青首輪付き。
ワサビ君と呼ばれていた子です。
2.タカミーくん
国立で地域猫やTNRを長くなさってきたO様とおのお仲間が、ペアレントさんとして引き受けてくださいました。
おしょう部屋。
和尚さんが雨のなか、急いでこしらえてくださいました。昨日の昼過ぎ到着に合わせて、朝から作業をされていました。
この2カ月、センターの個別房にいました。
初めて見たときより、なぜか、ずいぶん痩せてしまいました。
大部屋で、おもちをいじめていました。危険と感じました。トラミー君は、甘ったれで、ヤキモチ焼きでした。
チャコのようなタイプでしょうか。
私が個別房に入れてもらったような形でしたから、ずっと気がかりでした。早く迎えてあげたかったのですが、優先しなくてはならない病気の子も次々と入り、今日になってしまいました。
3.りゅうのすけ
レスキューペアレントのひとみママが出してくださいました。ひとみママは、福島警戒区域の猫レスキューに尽力された方です。
りゅうのすけ君、まだ飼い主さんが探しているような気がします。
不安
和歌ちゃんの肉球が充血し、腫れ上がっていることにエムちゃんが気がついてくれました。
朝には何ともなかったのですが。
病院へ搬送。
こちらは、センター引き出し常総シェルター入りしたにーに。
こちらは飼い主さんに戻ったセンター引き出し常総エヴァン
おうちに帰れた子にはスタンプが。
良かったね。
http://banbihouse.blog69.fc2.com/blog-entry-6903.html?sp
犬猫救済の輪さんより転載させて頂きます。
☆☆☆☆☆☆
☆熊本県より、熊本地震被災動物救済活動への『感謝状』をいただきました
犬猫救済の輪 TNR日本動物福祉病院では、熊本県の愛護団体に熊本県動物管理センターに収容されてくる熊本地震被災猫たちの引出しと空輸をしていただくことで、110頭の猫を引取り、新しい飼い主へと譲渡しました。一部の猫が、なついていなかったり病気高齢などの理由で犬猫救済の輪 シェルターで暮らしています。
緊急災害時のレスキューとその後の譲渡に関し、里親になって下さった皆様、また支援という形でご協力をくださいました皆様に、感謝状のご報告と、改めましてお礼を申しあげます。
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熊本県動物管理センターは、熊本地震までは、各保健所から搬送されてくる全ての犬猫の殺処分を行う殺処分場でした。
震災で、飼い主のいる犬猫も被災動物として収容される可能性が高いため、一時、殺処分を停止しました。停止期間中、当会や県内外の団体等は、殺処分をしないよう多くの命を引き取りました。しかし、一定期間が過ぎたとして殺処分を再開しようとした熊本県に、当会では、この間も、殺処分せずに譲渡できたのだから、譲渡できることが実証されたのだから、殺処分場から譲渡のためのセンターに変えるべきと強く要望し、交渉を続けました。
熊本県動物管理センターは、殺処分を中止しました。知事の公約でもあった殺処分ゼロを目指し熊本県動物愛護センターと名称を変え、譲渡のためのセンターに生まれ変わりました。
地震からの大変な時期にも関わらず、熊本県はどうして殺処分せず譲渡ができたのか、それは、ホームページでのすべての収容動物の写真入り情報公開が実現できたからです。
最初からではありません。一部の公開がされたものの、なついていない凶暴などの理由で分けられた命はホームページに掲載されず殺処分再開の声が高まったときです。
殺処分が迫った中で、犬猫救済の輪と県との交渉の記録も、相当激しいやり取りが残っています。
なついていない、凶暴だから、譲渡適性がない、そのように職員が判定した猫たちも、全頭ホームページにあげるように要望し、熊本県動物管理センター長との電話での交渉の中で電話口で待ったまま、全頭がホームページにアップされた瞬間を、忘れることはできません。
これで、救えると確信した瞬間でした。
県外からでも、詳細な情報を得ることができれば確実に譲渡の確率は大きく広がります。一頭も殺処分することなく譲渡となった命、犬猫救済の輪が引き取った110頭の猫の中にも、一頭として危険で扱えない猫などおりませんでした。
動物愛護行政が大きく変わる時、その後がすべて理想通りに行くわけではありません。生かしさえすればよいのかというような批判の声も聞きますが、殺すことから生かすことへは、大きな前進と言えます。
熊本県はと言えば、まだまだ、県主導には程遠く、ボランティアさんたちは、譲渡の機会を増やすよう県主導での譲渡会を頻繁に行うことなど要望しているとのことです。
殺処分場だった熊本県動物管理センターに収容された猫、熊本県は、生かす方向へと大きく転換、「ビヨンセちゃん」という名前を付けていただいて空輸で羽田に到着。犬猫救済の輪で受け入れました。なつきませんけど、触れませんけど、ビヨンセちゃんは、ひとりコロンコロンひっくりかえってはご機嫌に暮らしています。
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茨城県の殺処分ゼロを目指す条例に賛同し、二期、全力で譲渡事業に参加させていただいてきた当会ですが、実現しないことが多く最後のお願いをしているところです。
ホームページに収容動物全頭の情報公開をすることなど、お金もかかることではなく、さほど時間がかかることでもありません。
怪我や病気や不幸にあった動物が幸せに生きていけるように愛護の気持ちがあればできることと私は思いますし、私たちはそうして生きられる方へと繋げています。もしも、やってみて問題があれば、また変更すればよいだけのことです。
先日、譲渡団体の意見交換会が行われました。当会は多頭崩壊の扱いで参加できませんでしたが、聞く話によりますと、動物愛護推進課より、地域猫以外にはエサを与えないようにとの発言があったとか、本当であれば根本から勉強しなおしていただかなければなりません。
愛護動物でもある猫にエサを与えてはいけない、捨てられた猫は、飢えに苦しみ死んでくださいというのが、愛護推進であるはずがありません。
啓蒙が大事とよく言われますが、電話相談などで県民にそのような愛護とは真逆の啓蒙がなされているのであれば問題です。
議事録を待っているところです。
☆☆☆☆☆☆
by鶴田おかめ
かけがえのない1頭の命・未来を1人のレスキューペアレントが救う