野犬が生んだわんちゃん、こんなにかわいい!
11匹の子犬たちは、保護した金曜の夜に、エハラえむちゃんがこまちプリン先生に運び、インターセプター(ドロンタールプラスのような効能)とマイフリーガード(いちばん小さなこの子犬だけは、レボリューションだそう)をして頂き、みよちゃんとシェーキーさんのお宅でお世話になっています。
これから譲渡に向けて分かれて移動します。
おきくさん、うねうねさん、前田さん、はちこさん、じゅんさんたちが預かりを名乗り出て下さっています。
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こんな子犬も、人を知らないで育てば野犬になります。産ませないために、親犬たちをつかまえる、手術する。時間をかけても、馴らしていく。
どんどん産まれてからつかまえて、センターに送り命を処分するより、産ませない。
蛇口を閉める。
これには地域の人々の協力が必要です。
係留や避妊去勢の徹底、終生飼養の啓発が伴わないとなりません。
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成犬の慣らしはなかなか時間がかかります。
つかまえたばかりの野犬のお世話は常総シェルターではこんなふうにします。
茨城県動物指導センターのTさんに、捕獲器を向かい合わせにして管理する仕方を教わりました。
いつもご指導をありがとうございます!
野犬は獣医師会の先生のご協力により、避妊去勢手術の麻酔のときに二重首輪とくさりを装着して頂いています。血液検査も済ませてもらい、フィラリアにかかっているかどうか、調べて頂きます。
たとえば、あしながクマくん、フィラリア陽性でしたので、徐々に治療を始めます。
No.11のあしながクマくん、すまぬがモデルを頼みます。
数時間過ごした捕獲器のなかは、犬が暴れてぐちゃぐちゃ。
ごはんも水もひっくり返し、糞尿で毛布もシーツも濡れています。
きれいな毛布を入れた捕獲器を向かい合わせにします。
2つの捕獲器の扉を持ち上げて開き、犬を移します。
きれいな捕獲器に入ったら、扉を落として閉めます。
なかのゴミは捨てます。
毛布などは捕獲したばかりでは、のみだにがついていたり、どんな病気があるかわかりませんので毛布や布は処分します。
便やおしっこがついたら処分します。
ビルコンで拭きます。
拭き掃除のために、ぼろ布やウエスを活用します。
きれいになったら、新聞紙と段ボールを敷きます。暖かく、側面に折り目をつけて。
切った毛布を敷きます。
きれいな捕獲器に移ったクマくん、じっと作業を見つめている。
重い捕獲器をずらすだけで腰にきます。
なんせ結構な力仕事になります。
クマくん、ごはんや水は、扉を少しだけ開いて出し入れします。
クマくん、暴れて扉がズレないように、ひもで扉を縛ります。
扉が開いてもよいように、別の、きれいにした捕獲器をまた向かい合わせにします。
次のそうじには、また、今の作業を繰り返します。つまり、扉を開けて、クマくんには、向かい合った洗浄済のきれいな捕獲器に移動してもらい、汚れた捕獲器を掃除して、また新聞紙と段ボールと毛布を敷き、向かい合わせにしておくのてす。
さ、落ち着いたね、クマくん、
最初は落ち着かせるために、捕獲器にしっかり毛布をかけていたけど、
まわりのわんこが楽しくお散歩したり、人に可愛がられているのが見えるように、だんだん毛布を少しだけずらしていきます。
クマくん、あなたも、捕獲器を出て、はやくお散歩に行けるように頑張ろうね。
みんな、この道を通るんだから。
By おかめ
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野犬の馴化
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