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Channel: CAPIN(キャピン)公式活動報告
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正しい殺処分は、存在するの?

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ムーンちゃんが亡くなりました。
felv陽性でした。
昨年末より体調が悪くなり、痩せてきました。
点滴も虚しく。


猫は労わりあう
亡くなった猫に寄り添う、
筑波大プリンセサ。

闘病中もずっと寄り添っていました。

慈愛に溢れていますね、動物は。

一郎ちゃんも、心配して、よく見に来ていました。

☆☆☆☆☆☆

ぷうさんより写真が送られてきました。

「動物は自愛に溢れている。
本当にその通りですね。

以前、愛馬が亡くなった時に。
真夏の焼け付く馬場に横たわった彼女の側にずっと牧場の猫が寄り添ってくれていました。

教わることが多いです。
人は言葉を使うから。
耳で聞いて分かったつもりになってしまうから。
言葉を話さない彼らの方が想いを伝えるのが上手ですね。

静の中に想いは込められるのだと、彼らが教えてくれました」

☆☆☆☆☆☆

和歌も生きるため、どんなに頑張っていることか。

あきらめないで、守ってくれているcapinボランティアの皆がいてくれる。



一郎くんも、felv陽性。いつ倒れるか、分かりません。


でも、福島の警戒区域、大熊から一緒に保護されて来た、チョビ子、タンゴ、サンゴの分も、頑張ってくれています。

いつもの定位置です。

フォスター様、いつもあたたかいお手紙と、たくさんの支援物資をありがとうございます!



我が家のセンター引き出し、茶トラのタラーク、たらちゃん(右)は、交通事故により神経がダメになり、排尿が出来ずに膀胱の手術を何度も受けました。
今は完治し、歩けるどころかジャンプします。




左のキジ白は月乃。2005年に拾ったときは、まだ4カ月でした。

ラッテ マッキャート

パルボを生き延びた子たちです。うぐい、ふな、サン。


雑木林ルナ
きれいな甥っ子たちはみな、譲渡されました。
妹は飼育放棄でルナがみな育てました。ベントス、アクア、テラ、アリアたち。

土浦シェルターのペルを育てたご夫妻が、ルナたちの餌やりさんでした。10年前のこと。

ぴーちゃん。

寿司屋にいた兄弟たちは、10年前に見えなくなりました。

外暮らしの猫たちは短命だから、兄ちゃんたちの分も幸せに長生きさせたい。

雷くん
福島のおばあさん宅から

風子も、あの庭から。

大学病院猫つるちゃん


クビオ
常陸大宮猫。
首に巻かれたバンドで、首が切れ、血塊をぶら下げていた猫。つかまらないからと相談があり、捕獲器で保護。フォスターF様、いつも感謝致します。

まだ慣れません。家庭内野良のままで良いのです。

取手ランちゃん。

取手ミキちゃん


人間と変わらない存在感です。

個性的で、情が深く、思いやり溢れ、またさりげなく心配してくれ、人間の諍いをなだめ、慰め寄り添う。

猫たち。



犬たち。

うみごりぺったんさん、ありがとうございます!

まやちゃん、ありがとうございます!





殺処分をするための正しい理由って、あるのだろうか?



殺処分はこのように、理由をつけて、正当化されている。


人間にとって、どうか、の基準。

しかし、
どの命も尊い


知人が教えてくれたこと・・・


画像はナチス時代に社会負担を訴えて障害者への嫌悪感を煽るポスター。 「6万マルク。先天性障害者が一生涯で社会に負担させる金額。同志達よ、これは君の金だ」 

ナチスT4作戦の啓発ポスターでした。

T4作戦とはナチス・ドイツで優生学思想に基づいて行われた安楽死政策です。
「T4」は安楽死管理局の所在地を示しています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/T4作戦



身体障がい者、精神障がい者、老人、病人、同性愛者、要するに生産性のないとされた人々7万273人以上がこの作戦の犠牲になったそうです。

遠い国の遠い過去にあった話でなく、4年前茨城県教育委員が、「障害児を育てるのにどれだけの人手と税金がかかるのか。親ももちろん本人も大変で可哀想。妊娠初期の判定で、容易に堕胎できるようにすべきでないか」と発言したことの責任から辞任したことは記憶に新しいことです。

https://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/welcome/iinkai/hatugen.html


また、2016年、神奈川県で「やまゆり園事件」がおきました。T4作戦を彷彿とさせる事件と言われています。

犯人は重度身心障がい者を「意思が交流できず人の手を借りなければ生きられず、多額の税金の投入を必要とする社会のお荷物だから、早く死んでらくに楽になった方が幸せだ」として障害者施設入居者を大量殺傷してしまいました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/相模原障害者施設殺傷事件

残念ながら、生産性の無いものは社会に不必要とする考えは、まだまだ根強く残っています。

動物を取り巻く世界でも、「年を取っている」、「幼すぎる」、「体に障害がある」、「人に馴れない」、「吠える」、「フィラリア、慢性病がある」などの理由で、多くの犬猫が殺処分の対象になっているのはとても残念なことです。

高齢犬猫だからこそ教えてくれることがあります。手足が不自由な犬猫が懸命に生きる姿に勇気をもらって闘病している人もいます。吠える犬を「近所の警備隊長」として大事にしている町内もあります。

虐待され、人を恐れる犬猫には人間として償いをしたいと思います


今の茨城県には殺処分ゼロ条例があり、知事の公約でもあります。

それは、どの命も尊いという茨城県民の決意です。

過去の過ちから学びましょう。

「本を焼く者は、人も焼く」

「小さないのちを軽んじ、踏みにじる者は、いずれ、人のいのちも軽んじ踏みにじり、やがて自らがその対象になる」




  鶴田おかめ

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