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Channel: CAPIN(キャピン)公式活動報告
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死亡14頭のうち10頭は、多量睡眠薬入り餌による

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6.19の朝。

以下、センター長にお電話で確認がとれた内容です。

大部屋にいる犬たちに全頭追加ワクチンをすることが決まり、すでに県が購入の手配をしたこと、
50本単位で入ってくること、順次接種していること。
今日、明日には接種を行うこと。


提案とご質問をしました。
もしも譲渡用犬舎の犬およそ30頭を引き取り、そこをあければ、大部屋の犬たちがそちらに移動でき、大部屋を徹底洗浄できるのではないか、と。


すると、たとえ譲渡用犬舎があいても、大部屋の犬を移動させることはできない、感染を広げるから、とのご回答でした。



また、死亡した14頭のうち10頭は、従来通りの処分方法である、睡眠薬入り餌を食べさせたことによる死亡であることを、センター長から聞きました。食欲があったということになります。

食欲があるなら、すぐ治療をスタートしたら助かる可能性もあります。





夕方、県庁に行き、生活衛生課課長に交渉しました。

全頭に追加ワクチンの実施を再度お願いしました。

生活衛生課長から、県としても大部屋の犬たちには全頭ワクチン接種をさせることになった、ワクチンは購入手配をした、とご回答がありました。




capinがこれから引き出す予定の犬リストはすでにセンターにお渡ししてあります。ペアレントさんも待っておられます。当会では犬パルボも猫パルボも経験し、防疫の隔離場所があります。獣医師の指導のもと、蔓延させぬ管理をするので、そのリストの犬たちを引き出させて頂けないかとお話しました。点滴、タミフル、インターフェロン等、すぐに治療にあたりたい、と。

大部屋の犬を外に出すことは出来ない、との回答です。





また、大部屋の洗浄のために、敷地内のコンテナハウス設置や、ビニールハウス設置、裏のシャッター付き車庫利用など、センター敷地内に隔離場所を作り、そこに移動させることをご提案しました。

が、それは実現不可能である、考えにくいとの回答です。

茨城県は、ここに予算を割かないのでしょうか。



センターにトレーナーさんを同伴し、大部屋での過密収容の危険性を伝え、収容するときの個別管理、ケージ使用を何度もお願いし続けて参りましたが、聞き入れられることはありませんでした。


危なかったマコ

頰を噛まれていたジェンマ

同じく小さな犬が亡くなった房にいたクロスケ





殺処分の前にまず確認すべきこと。

センターに入るときに全頭にワクチン接種を行なっていたのに、このようにたくさんの犬が発症したことの科学的な分析。

ワクチン接種による便の簡易キット陽性反応ではない、ジアルジアやコクシによる血便でない、としたら、

パルボウイルスが耐性を持ったのかどうか、
追加ワクチンが効くのかどうか、
検体があれば大学で調べることが可能だとの獣医師からのアドバイスもあります。




あれから亡くなった犬


6月17日(月)5頭

A456 , A483 , A421 , A587 , ナンバー無し(10月31日収容犬)

6月18日(火)2頭

A546 , B429




亡くなった一頭一頭が思い出されます。

今生きている犬たちを助けられるよう、最善を尽くしたいと思います。

ペアレントの皆様にはご心配をおかけしております。申し訳ありません。

当会では、毎週4頭以上のペースで引き出しを行い、7月11日分まで出して参りました。


が、緊急保護や共喰い多頭飼育相談など重なり、引き出しリストに残した犬たちがこの度のパルボ発生に間に合いませんでした。

無念でなりません。


全頭ワクチン接種をしているセンターで、まさか、パルボによる大量死亡が起きるとは思いもよりませんでした。

70頭に減らせ、の声も聞こえてきた矢先でした。ではどうやって減らすのか、、、。

何が真実か、分かりません。

今は、一歩でも前に進むしかありません。


by 鶴田おかめ


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