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Channel: CAPIN(キャピン)公式活動報告
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土浦シェルター医療報告 9/13~

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9月13日(金)

犬モプシー

■体重 22.5kg
■術後の抜糸
本日行いました。


犬茶々

■体重 9.8kg
■術後の抜糸
本日行いました。


■病理結果
1)乳腺
▼癌種、および悪性筋上皮種(低悪性度)
悪性腫瘍の中でも、悪性度の低い腫瘍
腫瘍細胞の脈管浸潤像は認められず、腫瘤は完全に切除されている。
同時に摘出した左鼠径リンパ節に腫瘍性増殖を示す細胞は認められず。

~血管、リンパへの転移は認められないため、完全切除後の予後は
良好と考えるが、中年期以降に避妊を行った犬では残存する乳腺にも
乳腺腫瘍が多発することがあるため、今後も念のため定期的な体表検査をお勧めする。

2)子宮
▼子宮内膜過形成(非腫瘍性増殖巣)
腫瘍性増殖を示す細胞や炎症は認められず。
子宮内膜過形成は他の子宮疾患が続発することがあるので
今回の子宮摘出は予防として適切。

3)卵巣
▼両方性の顆粒膜細胞種
犬の顆粒膜細胞種は一般的に良性の挙動をしめすと考えられているが
脱毛、非再生性貧血、出血性素因、嚢胞状子宮内膜過形成を併発することがある。
上記のような臨床徴候が確認された際には、ホルモン測定や腹腔内(特に近傍リンパ節)の
精査を行うことが望まれる。

▼片側性の卵巣嚢胞
摘出後の予後は良好


【その他処方】
■テディ 点眼薬×2種
■茶々 眼球洗浄液


9月15日(日)
昨日、ロルフの培養検査の結果が出ました

犬ロルフ

耳の菌を培養した結果、検出されたのは2種類。
■ブドウ球菌
■緑濃菌

同時にロルフに有効な抗生剤が確定いたしました。
有効薬はホスミシン1種類。

またブドウ球菌も同時に検出されていることから
上記2種類の菌に有効な抗生剤としても、ホスミシンのみとなります。

今後、ホスミシンも効かなくなって来た場合
有効な抗生剤がなく、対処が難しくなる。

■今後
抗生剤が効いているうちに、出来るだけの改善をしたく
耳の洗浄を行い、耳内に入れる薬も有効なもの(1種類)を入れ
根治が難しいようなら、せめて現状を維持できたら。

■手術について
大掛かりな手術が予想され、また術後は傷が開きやすく
1ヶ月ほどの入院が必要となる場合も。

傷が開いた場合には、傷口の洗浄や、直接傷口に抗生剤を塗るなど
術後のケアが大変難しい。

ロルフの場合、病院で触られるのを嫌がる傾向があり
入院治療するにも課題が残ります。

■昨夜、ACでホスミシン(抗生剤)は受け取り
今朝、シェルターに行き投薬セット済み。

9月17日(火)


犬弥生

フィラリア強陽性ですが、貧血及び、腎臓、肝臓に問題があるためフィラリア移転治療は行えず
食事療法、輸液、投薬で対応。
先週から酷い咳きが止まらうずくまってしまうこともあり受診。

咳き込みは気管虚脱ではなく、典型的なフィラリア症が引き起こしているのでは。
投薬で対応。しばらく様子見。
首輪は×、係留する場合はハーネスで。

■体重 13.08kg
■レントゲン 肺に異常が見られる。
■血液検査
・白血球数 異常 
・尿素窒素 改善 
・クレアニチン 改善 
・リン やや上昇 

■今後の投薬
・抗生物質★
・ステロイド
・甲状腺ホルモン剤★
・気管支拡張剤★
・貧血の薬
・アンチノール
・肝臓の薬
※★印は夕方にも投薬

■その他
ご支援いただいている腎臓療法食(アニモンダ)をしっかり食べているせいか
腎臓の数値が改善しました。
便の状態もよく体重も増えました。輸液は引き続き、週2~3回行う予定です。

犬ワカメ

再診
■体重16.1kg

■右側の麻痺について
今回の診断でも、右へバランスを崩すなど、変わらず右側の軽い麻痺がある
(特に右前足)

■右目
前回より回復している。

■今後
・てんかんの薬を減らす

 

■追記
今回はエコー検査は行いませんでした。
(by あんこさん)

 

9月18日(水)

犬和歌

■体重 13.75kg
■胸水
なし。未吸引

■処方
心臓薬、血管を広げる薬、利尿剤×14日分

※利尿剤
今回の処方分から
現在の1日2回から、1日1回に減らしました。
(長期的に服用すると腎臓が悪くなる)

減らして胸水が溜まってくるか様子見。
次回、二週間後に再診。


犬

■体重 16.25kg
■耳洗浄
鎮静剤を用いて耳洗浄を行いました。

右耳・・・まだ膿が溜まる状態。
左耳・・・前回より汚れが少ない。

■点耳薬の処方
今後も継続的に両耳へ点耳薬

三週間後に再診。

犬ミルク
 

■体重 16.05kg
前回より体重が増えました。

■本日手術
・唇のメラノーマ疑いの腫瘍切除
・手のイボの切除
麻酔をかけるので同時に去勢手術も行います。

20日(金)退院予定。

唇の腫瘍が前回受診時より、少し大きくなりました。
切除範囲も広がるため、念のため病院預かりとなります。

■皮膚炎
疥癬疑い
入院となるため念のため、シンバリカを病院で服用させました。


9月20日(金)

犬ロルフ

■体重 36.65kg
■耳洗浄
前回同様、鎮静剤をかけての耳洗浄を行いました。

★右耳
初回よりは良くなっている。耳の付け根の硬くなった箇所が
少し柔らかくなっている。
耳の中の膿はまだ緑色。

★左耳
耳付け根がまだカチカチに硬く膿もある。
右に比べて洗浄液が入りにくく、閉塞に近い。


洗浄後、両耳ともお薬を入れていただきました。

■その他
本日、鎮静剤が切れるのが前回より早く、少し強めに入れました。
鎮静剤を入れても眠ってしまうことはなく、意識はあり痛みも感じます。

病院をとても嫌う事と、相当痛みを伴う治療になるので
通常診察が難しい状態です。

■処方
緑膿菌に効く抗生剤×14日分
投薬セット済み


犬ミルク
本日退院しました。

■血液検査
貧血あり

■唇の腫瘍
1cm幅、下顎の骨ギリギリの箇所まで切除。
腫瘍は病理へ出しました。
傷口はとても綺麗です。


■右前足のイボ
切除済み

■去勢
行いました。
術後、睾丸が腫れていますがフィラリア症が影響している。
足に浮腫みもあります。

■処方
術後の抗生剤×20日分
ホルモン剤×20日分
1日2回 投薬セット済み


☆∵☆∵☆∵☆∵☆∵☆∵∵☆∵☆∵☆∵☆∵☆∵☆∵
【注意事項】


カラーは抜糸まで着用
・フードはドライに柔らかいウエットをメイン
(自分で食べられます)
散歩は短め
傷口が汚れないよう小まめに敷物交換。
(※ミルクは室内で排泄するので汚れます)

☆∵☆∵☆∵☆∵☆∵☆∵∵☆∵☆∵☆∵☆∵☆∵☆∵

【その他処方】
フィラリア陰転薬坂本ハウス4頭
(やぎお、あゆみ、ビッテ、秋)
明朝より投薬開始でセット済み。

以上、9/13~の医療報告でした。

(by ぷう)
 

皆様にご支援頂いた医療費は、大切に大切に
使わせて頂いております。

引き続き、病気のワンズ、ニャンズを支えて頂けましたら幸いです。

 

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【ご支援のお願い】繋がった命のために
 

 シェルターで病気と闘っているワンコ達、ニャンコ達がいます。
毎日、苦手な投薬・通院も一生懸命に頑張っています。

皆様の優しい想いに支えられ、今日も生きています。
この姿は皆様の優しさがつくって下さっています。


ワンコ、ニャン子たちの「ありがとう」と、私たちの心からの感謝が
このブログを通して、どうか皆さまに届きますように。

この子達の明日のために、お力添え
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医療費のご支援を宜しくお願いいたしますお願い

 

 


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