10月7日 正午過ぎ
ハッピーが旅立ちました。
1月にセンターからシェルター入りした当初より、腎臓疾患を抱えており
通院、投薬をしておりました。
腎臓から造血ホルモンが出なくなっていたため、貧血も酷く
注射で補充し、一時は貧血も改善され調子が良くなっていたのですが
定期的に行っていた血液検査で、腎臓の数値が急激に悪くなりはじめたのが
7月。
投薬、輸液、その他やれる治療は全て行っておりましたが
腎臓が悪くなっていくスピードの方が速く。
週1の輸液では間に合わなくなったため、シェルターにて
週2~3回の輸液に切り替え、対応可能なボラさんが行ってくださっていましたが
定期検査で受診予定日の朝、容態が急変。
受診時間を待たず緊急搬送した病院で痙攣発作、そのまま入院となりましたが
正午過ぎ、静かに呼吸が止まりました。
腎不全からの尿毒症でした。
8日
幸せになるようにと願いを込めて
「ハッピー」と名付けてくださったCRPのN様が
ハッピーの為に綺麗な御花を届けてくださいました。
そして午後、シェルターにて皆でお見送り。
1月のシェルター入り当初は、驚くほどに痩せていたハッピー。
少しずつ体重が増えるにつれ、彼の笑顔も増えて行きました。
闘病していることを忘れてしまいそうなほど、元気にお散歩もし
ご飯も楽しみにしていて
よく食べ、楽しそうに過ごす時間も増えて行きました。
病院が好きな子でした。
待合室では、いつも膝に頭を乗せて甘えていたハッピー。
汚してしまったお部屋の掃除をしているのを
申し訳なさそうに覗いていたハッピー
優しい眼差しが寂しそうに見えて気になって、目が合うと愛しくて
笑ってほしくて、ついつい頭を撫でたくなる。
そしてハッピー部屋に長居をしてしまう。
そんな愛らしさを持った子でした。
彼と過ごした時間は、1年にも満たなかったけれど
その中で覚えた彼の鳴き方の癖や、色んな仕草を思い出すと
愛おしさがこみ上げてきて、心が温かくなります。
本当に優しい、とても優しい子でした。
頭の毛が1束だけ長い。
抜け毛と間違われて、いつも引っ張られていた、この毛が可愛くてとても好きだった。
たくさんの優しい人たちに出会えて、きっと幸せだったね。ハッピー。
ハッピーという名は、君が1番最初に受け取ったプレゼント。
その名前通りに、思い出すのは君の明るい笑顔ばかり。
楽しそうに毎日過ごしてくれて本当にありがとう。
ハッピーをわが子のように思ってくださったCRPのN様
医療費、物資などをご支援くださった皆様。
ハッピーのお世話をしてくださった皆様
診察治療にあたってくださった提携病院スタッフの皆様に
心からの感謝を申し上げます。
優しい皆様にたくさんの幸せが降り注ぎますように。 by ハッピー
ありがとう。ハッピー
また会おうね。
これからもずっと、私たちは君のことが大好きです。
(by ぷう)