Quantcast
Channel: CAPIN(キャピン)公式活動報告
Viewing all articles
Browse latest Browse all 8392

飼い主のいない犬猫たちも被災します

$
0
0



皆様からの犬猫さんたちへの応援物資を車に積み込み、常総に出発します。


ふかふか猫ベッド、猫トイレ、砂。
パウチの箱詰め。



今回は猫さんたちが喜んでくれる物資がたくさんあり、早くお届けしたいと気が急いて、車を飛ばします。





Ms様から今回もたくさんの猫グッズ。SN様、下関市支援者からも、猫さんの物資が到着しました。

あたたかなお手紙。




三鷹市FY 様から山のような物資が。


匿名ご希望の方よりご支援。高齢猫さんにもご配慮ありがたいです。



お掃除にも犬猫さんにも必需のタオル、ありがとうございます!

市役所の物資コーナーに置くと、すぐに市民の方があつまり、トイレとフードを持っていかれました。


お一人、一袋まで、など声をおかけしながら、物資を並べます。





市役所入口にライオンズクラブのテントがあり、当会が野犬問題の解決のために以前からお世話になっている常総市議の中村先生にお会いしました。

中村先生にも、車から庁舎2階への物資運搬をお手伝い頂きました。お疲れのなか、申し訳ありませんでした。


市民の皆さんと直接お話をしながら、被災したお宅の動物たちの情報を聞き出しています。

避難しないで家に残っていた方もたくさんいらっしゃったことがわかりました。

犬は2階にあげ、お父さんだけはいっしょに残り、残りのご家族は避難所に行った、とか。

近所のだれそれさんは、犬猫と残ったらしい、とか。

避難所には入れてもらえないから、車にいた、とか。

あそこは人間だけ避難し、犬猫だけ残ったから、かわいそうで餌をあげに行っている、とか。

飼い主さんがいる犬猫のケアも必要です。

そして、飼い主のいない犬猫たちも被災します。

外にたくましく生きる猫たちは、成猫であれは水害を生き延びているものも多く、水がひいてから、どこどこの公民館で、あるいは病院裏で、野良が集まってきた、との情報も市民の皆さんから寄せられます。

そんなところを猫のマリアさんと犬猫救済の輪さんと21日にまわりました。犬猫救済の輪の結さんは、常総仔犬を2匹川崎の本拠地にお連れくださいました。犬猫救済の輪さんの、川崎の譲渡会に出して頂けます。何とありがたいことでしょうか。

また、猫のマリアさん(ねこひと会)は、常総子猫の雨情と観山含む猫たち4匹を、御自宅に引き受けてくださいました。

飼養と里親譲渡を引き受けてくださる、信頼できる方のサポートが、動物保護活動を進める愛護団体にとってはいちばんありがたいです。

今回も助けて頂きました。


この日は、石下体育館には、ペット用品はゼロ。

避難所にはなくても、石下ときぬ総合運動公園には、常に動物関連物資は置いてあるはずでしたが。このあと、また配達されたのかどうか、気になりながらも次の活動場所に急ぎます。



川崎の病院に入院させて頂いていたミック君が戻りました。



おうちに帰れるわんこもいれば、新たに保護された放浪犬もいます。





高校生の女の子から、今回の堤防決壊の翌日に、首輪もなくうろついていた犬を保護したと相談がありました。耳を怪我している、やせこけていると聞き、当会が5年前から地域猫のオペでお世話になってきた水海道アニマルクリニック動物病院にかかるようにお願いしたら、病院のほうで入院させ、シャンプーなどしてくださいました。
ワクチンとノミダニ駆除。

水海道アニマルクリニックも床上1メーター以上の浸水で被災され、先生は犬猫たちとともに二階で数日を過ごされていたのです。

そのあとの混乱のなかで、放浪被災犬をお預かり下さっていましたこと、感謝とお詫びの気持ちで一杯です。

その子に会いに行ってきました。
警察や市役所、センターにお届けし、飼い主さんを探します。

仮名は涼くん。
涼くんは、おかめママ友のくうたんさん宅に二泊して、牛久のボランティアさんにお預かりをお願いしました。
あさいろのくもさんが、26日に牛久のボランティアさんまでお届け下さいました。







涼くんの飼い主さま、涼くんは穏やかで、愛嬌があって、人が大好きです。人とのコミュニケーションができますから、可愛がられてきた子です。きっと探されているはず。涼くんはここにいますよ、落ち着いたらお迎えに来てくださいね!


飼い犬や飼い猫はどうしているだろう。
そして、飼い主不明の犬猫は、どうしているだろう。

災害や不況などで働き手が精神的にも経済的にも時間にも余裕がなくなると、老人や病人、子どもたちも、こまやかなケアがいかなくなりがちです。飼い犬や飼い猫にも皺寄せが行きます。

迷子犬猫の情報はまだ寄せられませんが、リードをつけたままで町を走り回る犬がいる、とか、係留されずに町を歩いている犬が群をつくり始めた、などの話を住民の方からも伺いました。

茨城県は避妊去勢が進みません。夜になればノーリードで自由に散歩させる家も少なくなく、もとから野犬多発地域です。

涼くんも、水流により首輪が抜けて助かった飼い犬なのか、あるいはその前に捨てられてしまった犬なのか、不明です。

痩せ方が気になります。

  

息の長いサポートが必要かと思います。そのなかには、避妊去勢の啓発や、遺棄は犯罪であることの周知徹底が含まれます。

支援物資配布とともに、私たちは、啓発チラシの配布を準備しています。













あーちゃん、スマイルさんがつかまえた猫たち

シェルターにいるハラスもハコも、常総から来ました。

飼い主不明の犬猫の命も、飼い主のいる命と同じ。差別されることなく、救われるような社会であってほしいです。

災害時にも、平時にも。

By おかめ


Viewing all articles
Browse latest Browse all 8392

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>