去勢した猫をリリース。辛い朝。
午後はピノの捜索。
チラシ配り、協力要請に歩く。目撃情報のあるコンビニで、会員さんたちに偶然会う。スマイルさん、Yさん、みよちゃん、Uさん、皆さん必死に探しておられます。
ピノ捜索の傍ら、菅生をまわる。
動物指導センターの公示にあった常総捕獲犬三頭。坂手から菅生に、土手沿いに移動した野犬の可能性がある。が、念のため、ここの集落をまわり、飼い主さんを探しながら、聞き込み。
飼い主さんがいたとしても、インターネットをしない方なら、センターに犬が入ったこと、処分が迫っていることを知らないかもしれない。
センターに犬をお迎えに行ってほしい、そして去勢して、きちんと繋いで飼うようにしてほしい。
まだ走り回る犬を見かけた。
聞き込みをしても、飼い主さんは、見つからない。
やはり、野犬か、捨て犬かと思われます。
センターの捕獲器がまだ近くにかけられていて、夕方に、捕獲器に犬が入ったと会に通報があった。
ピノではないかと。
でもピノは、橋の向こうの小学校にいるはず、Uさんが追跡していたから確か。
なぜ、こんなに野犬がいるのか。
簡単に捨て、そこから繁殖する。
賢い野犬はなかなかつかまらない。
9月10日の常総水害で、地域犬だったココアちゃんが、流され、でもどこかで生き延びて、また町に戻ってきました。
生還したばかりの泥だらけのココアちゃんのこの写真は、地域のお世話人、Ty様が撮影されました。
オス、10歳以上。
床上浸水2メーターのエリアです。
この町の人たちは、5年前から放浪していたココアちゃんをとても可愛がって、皆さんでお世話されていました。
ココアちゃんは、元は飼い犬。
子犬のときは可愛がられ、成犬になってからはネグレクトされるというありがちなパターンで、次第に散歩にも連れていってもらえなくなり、常にウンチまみれ、鳴くと蹴っ飛ばされており、近所の皆さんが心配されていました。
5年前から、飼い主のもとから逃げて、ココアちゃんは町を放浪するようになりました。
すべてわかっている町の人は、温かくココアちゃんを受け入れ、ご飯の世話をされてきました。
9月に災害ボランティアにより実施された、水害の被災住民対象のアンケートには、ココアちゃんを助けてほしい、との意見が多数寄せられ、CAPIN ではココアちゃんを探し続けて、1月にやっと、探しあてました。
あぶちゃんと支援物資配付にこのエリアを歩き、地域犬として、穏やかに暮らす老犬ココアちゃんを確認し、町の温かな住人たちに見守られているのを見て、フードと名刺を置いてきました。
が、最近、町の外の人からセンターに通報があったようで、センターも捕獲の要請を受け動かざるをえず、ココアちゃんをどうするか、引き取りかセンター収容かの打診がありました。
当会でココアちゃんをお引き受けすることになりました。
今は、地域のあたたかいご家族TY様のお宅に、緊急保護をして頂いています。
ワクチンやフィラリア検査、寄生虫駆除などの手配をしました。変な咳をしますので、フィラリア治療は早く始めねばなりません。
飼い主は飼育放棄をしました。
ココアちゃんの里親募集、預かり様募集をしております。
水害を生き延びた、とても賢い犬です。
久しぶりにS君に会いました。
避難所にいたときのシーズーたちも元気でした。
CAPINでは署名を集めて、国と県に交渉し、11月に、被災された方がペットと同行避難できるつくば市の公務員住宅を確保しましたが、彼は結局、この町を離れずに、自力で家を直し、暮らし続ける選択をされました。
水害で亡くなった犬がこのエリアで少ないのは、s君が首まで浸かって犬たちの鎖をほどいて歩いたからです。たったひとり。
町の人は、若い日系ブラジル青年への感謝を忘れません。
君の勇気がたくさんの犬を救ったよ。ありがとう
夜はまた、みよちゃん、uさんと、守谷に向かい、ピノの捜索に戻りました。
By おかめ
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