先月はM博士とみよちゃんが清掃に入って下さり、助かりました。
今月は、ももナナ先生とおかめで福島のおばあさんの支援に出掛けました。
一ヶ月で庭には洗い物やゴミがたまります。
今回は田植えの時期が重なったため、ご近所から軽トラを借り受けることができず、ちょっと大変でした。が、ブルーシートを調達して乗用車で運び出すことにしました。
庭のごみを集めてまとめ、坂下に運びだしました。
すでに庭の隅にまとめてあったごみ袋はねずみなどにつつかれて破け、なかは発酵して水が出ていました。また袋に入れ直します。
庭のゴミはすべてクリーンセンターに運び出しました。
おばあさんの車とおかめ号とに載せて往復し、何とか閉館時間に間に合わせることができました。
外の流しが詰まっていたため、ももナナ先生と、まず塩ビ管やシンクを外して洗いました。
皿や鍋もゴシゴシ擦り、きれいにしました。
犬たちも、泥なのかうどんなのかわからないような餌皿でなく、きれいなお皿からごはんを貰えることに、ももナナ先生は満足されておられました。
台所のシンクも詰まるため、この頃は洗い物がやりにくい、と聞いていたので、土木に詳しいももナナ先生は、庭のマンホールをいくつか開けて、水の流れがどうなっているかを確認されていました。
ももナナ先生が台所の水道の蛇口を開けても、
穴には水が流れません。
あっちかも。
これだ。
と、ももナナ先生。
これは浄化槽だそうで、棒を入れたら1mほど沈みました。枡がまわりにあるそうです。
白く浮いているのは肉を煮た油で、ここが詰まっている限りは、台所のシンクは詰まるから、バキュームカーを呼んで清掃しなければならないとももナナ先生には言われていました。
ここが直れば、おばあさんはお風呂にも入れます。皮膚病も治るはず、疲れもとれる、とももナナ先生。
最後に、犬にマイフリーガードをつけていきます。おばあさんが犬を押さえている間に、嫌がる犬たちの首筋に。
皮膚のひどい犬がいますが、薬を茨城から送ってもなかなか治りません。合う薬をみつけるために、いったん引き取り病院に連れて行こうとしても、おばあさんは離しません。以前の経験から、犬を保護団体に盗まれると信じこんでいます。地元の獣医さんは門までは来てくださっても敷地に入ってくれません。
2年前にいったん良くなってくれた、あの薬が効かないとは!
仕方なく、また、セロテープで皮膚片を採りました。
この一匹だけ、皮膚がひどく、あとの犬は今やふさふさです。
ねずみが走り回る家のなかで、ゴミを集めてセンターに運び、
犬の皮膚の薬をつけ、それで終わってしまいます。
ああ、草刈りも出来なかった。
片道三時間の日帰りボランティアも、始めてから三年が経ちました。
あの犬たちとおばあさんを見捨てないで、ずっと関わるしかないと思っています。
by おかめ
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5.18 福島の犬多頭飼育現場の支援
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