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Channel: CAPIN(キャピン)公式活動報告
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7.28 西福島の犬多頭飼育現場支援

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今月も福島のおばあさんの支援に行きました。

おばあさんは80に近い年齢ですが、犬たちを守り、最期までごはんを作ってやりたいと、ひとりがんばっておられます。





気丈で、情報通で、頭脳明晰。

頭もしっかりしています。

でも少し涙脆くなり、心配症になりました。





毎度のことですが、

たくさんのゴミが庭先にころがっています。

水を含んで重くなったゴミもあります。

それをかき集めて、透明のビニール袋に入れて、坂下に運びます。

車にのせて、クリーンセンターへ。



おばあさんのドッグランに寄り

空缶を拾い集め、またクリーンセンターへ。





おかめ号は、人をのせ、犬猫をのせ、ゴミを載せます。今回は、量もさほどではない。前回、すべてのゴミを出せたので。



近所から軽トラを借りるのでなく、おかめ号に

ブルーシートを2重にして敷き、往復しました。



ここでは、時間が惜しく、休みなく働きます。





着いたらすぐ、ゴミを袋に詰め、坂下に下ろし、車に積む。



猛暑で汗まみれになりました。



おばあさんとモモナナ先生が捨てに行くあいだに、私は家のなかの掃除。



ネズミの糞との闘い。前回、きれいにしたのに、またネズミの糞が、いたるところに。



床や窓枠をネズミが駆け回ります。



犬の寝床に敷かれた毛布や新聞紙を捨て、霧吹きで消毒し、きれいな布や新聞紙を敷きます。

また大量のゴミが出てしまいます。

それをまた坂下に運び、車に積む。



4:30受付終了のクリーンセンターに滑り込みセーフ。ゴミは、出し切りました。



次は、ドッグラン。

栃木のマスターさんに頂いた草払い機を動かし、

草払いをしました。





夏草が誰にも邪魔されずスクスクと伸び、2mを越えてドッグランを覆っています。

密集しているので、犬は身を置く場所もないくらい。



草を刈り倒していきます。





日没との闘い。



ジャングルだった場所が、ドッグランに戻りました。

かつては犬が120匹いたドッグラン。20年前、おばあさんが退職してからすべてのお金を投じて建てた場所。



おばあさんは話します。



「最初はできる。私も若かったから、働いた。だんだん出来なくなるよ。水を汲むのさえ容易じゃなくなる。からだが動かないんだ」



「ボランティアは自分が幸せだからボランティアをしようとするが、本当に困った人の気持ちがわからない」











やるべきこと3つ。



1.犬の皮膚薬を送る。



2.今回出来なかった自宅台所と廊下の掃除。



3.バキュームカーを頼む。



おばあさんが頼んだ業者は、来てくれたはいいが、何が入っているかわからないから、すいとりません、と言い残して帰ったそうです。

これでは、トイレや台所の流しが詰まって使えないままです。



何が入っているかわからない、とは?

業者と市役所に確認し、冬がくるまえに、何とかしないと。





夏なのでマスクをしていても耐えきれない臭いがします。ゴミをまとめたり、掃除をしたりがうまくできないのは、おばあさんがあまりにも忙しくて、またからだがきかなくて、精神的にも余裕がないからです。



頭がよく、女学校を首席で卒業し、県の職員として保健所で事務官をされていた方です。退職してから保護活動にいそしみ、飼育放棄犬や虐待犬たちを引き受けて来られました。



達筆の葉書や手紙を下さいます。

桃を送って下さいます。



でも、ネズミに餌を与えて慈しむおばあさんですから、信じられないほど、自然のままのおうちです。



不衛生な場所、とされていますが、モモナナ先生がよく言われるように、糞尿やゴミ、こうしたものは汚くない、

汚いのは、原発や放射能です。





ここに、犬がいます。

みな、年をとり、なつきません。

助けを必要としている老人がいます。



どんな理由があれ、見捨てられないです。



福島の地元に、おばあさんと犬たちを支援していくサポーターがいてくれたら、どんなに安心でしょうか。





by おかめ





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