去年の今頃、センター引き出しからシェルターに来たサニー。
東京のお預かりボランティア、N様のお宅にお願いしたのは今年の1月でした。
極度の怖がりで、キドックスの里見トレーナー様のトレーニングを受けつつ、
N様ご夫妻の深い愛情で、少しずつ心の殻を破って来たサニー。
どんなに怖い思いをしてきたのか人間不信MAXだった子が、
いつの間にやらヘソ天し、遊びに夢中になり、初対面の方にもリラックスできたりと
目覚ましい進歩を遂げて行く姿と、
それに伴い硬くこわばっていた表情がどんどん柔らかく、明るくなっていったのが印象的でした。
何よりも、N様ご夫妻との絆が強くなったからこその変化でした。
とても怖がりで、お預かり頂いている間も様々なお手数、御苦労をおかけしてしまい、
恐縮しきりの私に対し、
常にN様のサニーへの愛情はとても深く、何よりもこの子にとって良いことをしてあげたい、
全然苦労とは思っていないと仰って下さいました。
内心、このままN様と暮らせることがサニーにとっては一番の幸せと思いつつ、
それはきっと夢のような話…と思っていたのですが、
まさかのドリームズカムトゥルー!!
N様より、正式譲渡のご希望を頂いた時には、天にも昇る気持ちでした。
(実は里見トレーナーさんも、それがサニーにとって一番と思っていたとのことで、
大変喜んで下さいました)
譲渡の手続きのため訪問した時も、闖入者の私に対して落ち着いた様子のサニー。
N様は、この日のためにと、お祝いの犬用ケーキを手作りして下さっていました!
普段はニンジンが嫌いで断固残すというサニーですが、
この日は何か特別な空気を察したのか、ニンジンまで完食して奥様を喜ばせていました。
おいとまする際、
「お散歩に喜んで行くようになったサニーを見て下さい♪」
と奥様がリードをとりだした瞬間、
「ずっとここにいられると思ったのに!まさかあたしをシェルターに連れ帰るつもりっ!?」
と一気に取り乱し、挙動不審になったサニーに、
どんなにサニーにとってN様との暮らしが大切で離れたくないかを感じ、
シェルターに連れ戻すかもしれない嫌なオバチャンと思われながらも、大変嬉しく感じました。
サニーの幸せは、N様と出会ったときから始まっています。
花ちゃんという素敵なお名前も頂き、花ちゃんと一緒のご夫妻のお顔がいつもとても幸せそうで、
ご夫妻と花ちゃんが互いに愛情と幸福を与えあっていることを感じます。
いつでもお二人の真ん中にいる花ちゃんを、末永くどうかよろしくお願い致します
そして、引き出してきて下さったボランティアさん、シェルターでお世話して下さった皆様、
一時お泊りさせて下さり里親会へ参加させて下さったあん子さん、
サニーの良さを引き出し心を開く大きなサポートをして下さった里見トレーナー様に、
心より感謝を申し上げます。
(byドラメイ)