1年前に譲渡したクララの里親さんから近況報告のお手紙来ました。
クララはセンターから引き出した仔です。
(セッター種かな?)
収容施設の部屋から受け取り口まで連れて来られたとき
悲しそうな顔をしていたので、よく覚えています。
(写真再掲)
そんなクララを、
家族に迎え入れてくださったT様からの近況報告です。
先住犬ボッサと幸せにしてるみたい。
殺処分されなくて本当に良かった。
M
*****ここから********
CAPINの皆さまへ
こんにちは。
クララがわが家に来てから1年が経ちました。
1年のこの日を迎えることができたことはとても嬉しく思います。
CAPINの皆さまには感謝申し上げます。
クララはとても元気です。
そして何より家族みんなにとても愛されています。
飼っているという意識は無く家族同然いっしょに暮らしています。
クララが来たその日から変わらず毎日いっしょにベッドで寝ています。
クララもそれがスタンダード。
私と家内の間でボッサといっしょに川の字で寝ています。
朝は家内といっしょに起きて寝るまで家内といっしょ。
同じ時間を過ごしています。
食事の時もみんなといっしょ。
寛いでいる時もみんなといっしょにソファーの上にいます。
猫のようにいつも誰かのひざの上です。
朝はリビングの窓から毎朝裏庭に遊びに来るの鳥を夢中で観察しています。
1日に3回家内と散歩に出かけ、庭にも出して走り回ります。
規則正しく生活をしています。
外出も慣れて来ました。
ドックランに出かけて、ほかの犬たちと遊んだり。
何でもない日常の子どもたちを駅に迎えに行くような時もいっしょに車で出かけます。
時々夜に私と家内とボッサとドライブに行きます。
マクドナルドのドライブスルーが大好きです。
車は少し苦手だったように思えますが最近はだいぶ慣れてきました。
家の中のルールは躾というよりボッサに教わっているように思えます。
家内が規則正しく生活をさせているのでボッサに習って覚えていきます。
散歩中は家内とは相変わらず時々引っ張ってしまいますが私との時はほとんど
おりこうに左手について同じ速度で歩いてくれます。
ちゃんとわかっているのだと思います。
感情がわかりやすくてとても面白い子です。
退屈な時は目で合図してきます。
遊んでほしくてボールをくわえて来てソファーにのってボールをソファーから
落とし注意をひいてきます。
怒ることはありませんがとても負けず嫌いです。
ふざけてちょっと押すだけでやり返してきます、何度でもやり返してきます。
少しテンションを上げたような感じで遊ぼうとすると一瞬にしてテンションを上げてきます。
夢中になってジャンプしたりソファーからソファーにピョンピョン乗り移ったり。
ついたあだ名は‘クラッカー’(笑)クララでなくクラッカー。
眠い時はまったく相手にしてくれません。
ヒゲを引っぱっても耳を引っぱっても何をしても相手にしてくれません。
眠い時は寝せてねっていう顔をして目をつぶってしまいます。
本当に感情が豊で甘え上手な楽しい子です。
人との距離はとても近くいつも誰かと触れ合っています。
人との心の距離もそうとう近いと思います。
私は寝る前にベッドで必ずクララと話してから寝ます。
クララは家内と先に寝ていますが私が寝室に入ると必ず起きて目をあわせてきます。
ふとんに入りクララと横になりお互い寝るまで少し話します。
言葉がわかっているようにずっと話を聞いています。
本当にふしぎな子です。
日常の健康には心配のない1年でした。
何でも食べて好き嫌いも無いようです。
特に野菜が大好きですね。
食事も便も規則正しく問題ありません。
心配だったフィラリアはお薬を続けています。
もう少しで1年ですので経過を見ていろいろ判断していきたいと思います。
避妊もそれからの判断にしようと思っています。
体重は2キロほど増えて13キロです、でも体型はスレンダーですね。
この1年間、何度もCAPINの皆さまにクララの元気な姿を見てもらいたいと施設に行こうと
思いましたがクララが何かを思い出してしまうのではないかと心配で行けずにいました。
クララのことは書いたらキリがありません。
この1年間本当にどんな時もいっしょでした。
これからもずっと変わりません。
CAPINの皆さまにはクララのことはご安心いただければと思います。
先日、1年を前にして以前松本さんが書いたブログを読みました。
松本さんが笠間のセンターからクララをひきだして来た時のブログです。
家族みんなであらためて読みました。
写真もしっかり見ました。
クララとの楽しい1年間でしたがそれを忘れてはいけないと思っています。
ボッサは私たち夫婦が笠間の施設からつれてきましたのであの冷たい施設を知っています。
まだまだ辛い思いをしている子たちが沢山います。
忘れてはいけないことですよね。
なかなかCAPINの皆さまと施設でのお手伝いができるようなことができませんが
こうしてクララやボッサのように保護された子たちと楽しく過ごすことが私たちの
少しでもできることのように思っています。
引き続きよろしくお願い致します。
長くなりましたがクララの1年の報告です。
(by M博士)