後日警察の現場検証の際に、
遺棄されて保護されるまでの間のカレンちゃんの様子が少しずつ分かってきました。
【会員しみゃおさんブログより転載】
私は午後から警察の現場検証に立ち会いました。
これは犬を誰かに託した話じゃない。
命を粗末にした事件です。
現場には次々に人が来て私がくる以前のこの子の話をしてくれました。
繋がれたのは前日の日曜日の午後5時から8時の間だったこと。
「繋がれっぱなしで可哀想だから」と逃がしに来てくれた人を咬んだこと。
「もうお腹の子供ごと家で面倒見よう」と迎えに来た人を咬んだこと。
「落ち着くまであの子に触ることは難しいけど、せめて寒さをしのがせてあげよう」と大きな段ボールの箱にタオルを入れて持ってきてくれた人がいたこと
バケツに水を入れて持ってきてくれた人がいること。
「ご飯を全然食べないから」と違うフードを持ってきてくれた人がいたこと。
ただ、その人たちが何をやってあげても、あの子は元の飼い主が敷いていったシーツの上を離れることなく、ジーっと坂の下を見つめていたそうです。
迎えに行ったあの時
あれはライトで照らした私を見たわけじゃない。
ずっと坂の下を見ていて、たまたま私が同じ方向から来たんだ。
このお母さん犬に「カレン」という名前をつけました。
ごめんね、カレン。迎えに来たのはカレンの望んでた人じゃなかったけど、カレンの望んでいる以上の人生を
ボランティアさんみんなで力を合わせて導いていけるように頑張るからね。
カレンは車に乗ってCAPINボランティアのミユキさんと待ち合わせ場所へ
おやつで仲良くなってもらって
少しお散歩をして
車に乗って。
「お世話になりました☆またね!」
とっても従順でとっても可愛いカレンちゃん。
元気な子供を産むんだよ!!
私は今日はカレンロスです(笑)
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23日(土)、お預かり下さる会員あんこさんのお宅へ移動しました。
【会員あんこさんブログより転載】
12月23日(土)、鹿島で遺棄され緊急レスキューされた母犬「カレン」が我が家にやってきました。お腹には7匹の赤ちゃんが入っています。→そのときの様子はこちら。
昨日は朝犬参加後、藁を買いに行ったり、サリーの餌付けの場所に多めに餌を置いたり、出産に必要と思われる物資を車に積み込みました。次に、マロ君→ゲージ、ケント君→助手席という、てんこ盛り状態で「カリフォルニアドッグ里親会」へ。里親会は初めての参加でしたが、とても勉強になりました。14時頃カレンちゃん合流。一度シェルターに戻りました。カレンちゃんはとても落ち着いていて車の乗り降りもスムーズ。シェルター内をゆっくりと歩き、ボラさんに大きなお腹を披露しました。7匹入っているのでかなり大きいです。みんな「わ~っ!!」と歓声をあげていました。
ボランティアの皆さんからは、産箱のこと、藁の使い方、食事の与え方(子犬にはたんぱく質、母犬にはエネルギーが必要)、タオルは小さくしてどんどん代える→とにかく乾かすなど、本当にたくさんのことを教えていただきました。今回の預かりは自分ひとりでは到底無理で、皆さんの温かいバックアップに支えられています。これからもどうぞよろしくお願いします。
16時にはシェルターを出発。少し疲れたのか車のなかではずっと寝ていました。大きな渋滞もなく18時前に自宅に到着。家に入る前に近隣をぐるっと一周しました。うちには4匹の犬と1匹の猫がいて、それぞれお気に入りの場所があります。そのどこにも当てはまらない場所に、カレンちゃんブースを設置。センちゃんが使っていた大型の8面サークルです。この広さなら子供が7匹生まれても大丈夫かな?今週は移動移動で本当に大変だったと思います。しばらくここでゆっくりしてね。
食事は、缶詰&ドライ、牛肉と野菜の煮たもの、ペット牛乳など。よく食べて散歩では便も出ました。そして産箱作りに着手。下にはタオル、そして藁を敷き、一番上にはカレンちゃん持参のシーツです。ところが、どうも段ボール箱が苦手のようで、入らないのです。おやつを奥に入れたところ、段ボール箱に身体が触れないように首を伸ばしていたので、とりあえず産箱はあきらめ、直にタオルや藁を敷いたところ、どでーんと寝そべっていました。
室内は暖房が入っていますが、カレンちゃんの藁ベットの中には湯たんぽを入れました。さて、出産は、31日か元旦ではないか?ということですが、一体いつ赤ちゃんは生まれてくるのでしょうか。母体ともに、7匹みんなが無事であるように祈るばかりです。また報告します。
ごはんは、奥から、お水、缶詰&フード、お肉と野菜、牛乳。何か好きなのかな?実験です。
産箱はあきらめました。
ガサゴソ・・・おーっ、寝ています!
人間が大好きなカレンちゃん。
藁ベットは気に入ってくれたかな?
仲良し3人組・いたずらギャング。 僕たちはカレンちゃんには、まだ会わせてもらえません。
ボクも会わせてもらえません。
おばあちゃん犬のテルミはとてもおとなしく空気のような存在。2008年6月に保護され、うちに来て9年になります。カレンちゃんのことも優しく見守ってくれているようです。
(掲載・ドラメイ)