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Channel: CAPIN(キャピン)公式活動報告
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12.27 栃木動物緊急避難所から常総野犬キキとワタル引き取り

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栃木動物緊急避難所の代表、巴マスターが倒れたと連絡を受けて、愕然としました。
29頭の見捨てられた犬たちを栃木の鹿沼の山奥で世話しておられるマスター。

常総野犬の問題を解決するときも、次々と捕獲していく野犬の預かり先を必死に探しましたが、引き受けてくださる所はなかなかありませんでしたが、栃木のマスターはいち早く名乗り出てくださっていました。大変お世話になってきました。
つかまえたばかりのキキとワタルを、川崎の病院から連れて行ったのが、2015年の春から梅雨の時期。
ハラスをつかまえた頃でした。2年半もお預けしていたキキとワタル。

お迎えに行かねば。とすぐに栃木に向かいました。


到着は3時でした。暗くなる前に動かねば、よ。
時間との競争よ。

この日はボランティアさんがとなたも入らない、と聞いていたので、とにかくごはんと水あげに、まず優先的に動きました。


確か、噛み犬は奥のほうにいたことを思い出しながら、お世話しました。


誰も来ないと思っていたら、4時あたりに散歩や世話をしに来られた女性がありました。何と地区の民生員さんでした。ボランティアが少ないため、民生員さんが犬を世話されている。

お聞きすると7頭を飼育されている、だから犬に慣れておられる。
このエリアは犬捨て場であり、次々と捨てられるそうです。

しばらくすると、長いボランティアさんの松村さんも来られ、散歩などされました。


キキ。首輪を付けかえ、ケージに入れました。


すっかり暗くなってしまいました。雪も降りかかります。

ドッグランでフリーになっていたワタルをつかまえるのに苦労しました。民生員さんと松村さんと私で、追い込み作戦をし、はさみうちでリードを付けました。
さすが松村さんは慣れておられます。そして、このシェルターの犬たち、キキとワタルにも深い愛情があり、別れを悲しんでおられるのがよく分かりました。


胸が詰まるような気持ちになります。残された犬たち。少ないボランティアさんに負担が。松村さんも1時間かけて、朝に晩にと通われています。

民生員さんがサポートされるとしても、水がない山奥、それに、あの頭数です。

近場の人で、一時期でも通える方がいらしたら、ご連絡くださいませ。場所は、鹿沼市上粕尾です。
090-7014-3689
巴マスター

キキとワタルを乗せて、電話が繋がらないマスターさんの入院先を訪ねていきました。

マスターは意識も明確でお話もしっかりされていました。翌日には電気も止めらるので、まずはその対応をしてもら、松村さんに繋げました。

シェルターボランティアさん、預かりボランティアさんともに募集してほしい、と言付かりました。

マスターさんの写真を掲載することは、ご本人の承諾をとっております。


翌日の昼過ぎに、土浦シェルターに到着した、キキとワタル。




ワタルはハラスによく似ています。ワタルはあんちゃんと呼ばれていたそうです。

キキが茶色の強いほうです。ハコの面影があります。


シェルターに犬がまた増え、ボランティアさんの負担が増え、申し訳なく思います。今週だけで7匹増えました。

鹿嶋の4頭、センターからのモコ、そして栃木からキキとワタル。


ぷうさんが名前を部屋に貼り付けてくださいました。
マスターと添い寝していた、マスターにはデレデレの2匹です。怖がりなだけで、お口は出ません。




シェルターに里帰りしていたアンドゥをお迎えに来てくださったアンドゥの里親様。


アンドゥは自分からケージに入るそうです。

坊やたちも元気にマロと遊んでくれました。

アウトドア派のお父さん。
ハイエースで犬を連れてキャンプをされます。
アンドゥ。


センターから引き出した子犬。


しばらく、子犬お世話ボランティアさんのみゆきさんが預かりです。ありがとうございます!


常総キキとワタルを土浦シェルターに入れるため、
四苦八苦。

ユリオは元アンドゥの部屋に移動。
元ユリオ部屋にキキとワタルを入れました。

ドリーちゃんが寂しがるので、仲間2頭のいる、元ゼーレ部屋に移動。

リードが絡まないように繋ぐ位置を工夫。


こうして、犬どうしの相性など見ながら、パズルのように犬を移動させます。



鹿嶋ぐりのすけは、龍ケ崎市の預かり様に託しました。


優しい預かりボランティア様です。春の鹿嶋ガソリンスタンドの犬レスキュー以前から、いつもお世話になっており感謝いたします。



私たちボランティアは、わりと限界ギリギリのところで、綱渡りのように保護活動をしています。

お恥ずかしい話ですが、先日は朝の犬散歩で、凍ったコンクリートに足を滑らせ、頭を強打。頭痛と首の痛み。でも寝ていられない現実が次々と。

私ばかりでなく皆さんが精一杯。

そこに次々と入る先輩ボランティアさんの悲報、訃報。


残される犬猫の問題を解決する機能は行政にはありません。私たち民間ボランティアに相談が来ます。
引き取らねばセンター送りで処分、と脅されます。

保護したあとが、長い。

福島、常総、鹿嶋、つくば、、、と、これまで関わってきた気がかりな案件は山のようにあります。


たくさんの罪のない犬猫たち。
倒れゆく高齢のボランティアさん。
明日は我が身です。
数年後にはその日が確実にやってきます。

だからといって、目の前の生き物を助けないわけにはいきません。やるしかない。

by 鶴田おかめ

 

※栃木動物緊急避難所さまの状況、ボランティア参加、支援物資などにつきまして、

CAPINでは詳細な状況が分かりかねますため、

直接「栃木動物緊急避難所」様にお問い合わせ下さい。

★栃木動物緊急避難所ブログ(ボランティア募集の告知あり) https://ameblo.jp/tochigianimal-staff/


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