「いなほ」の第一発見者は近所のお嬢さんでした。
「箱のなかに何かいる!」と。9月中旬のことでした。
私たちは、あんなに小さな子猫が(当時、生後5日目くらいだったようです。)、一匹だけでしかもガムテープでしっかり封をされた段ボールの中にいる姿を見るのは初めてでした。
「いなほ」は、懸命に「たすけて!」と叫びながらツルツルする垂直の壁をよじ登ろうとしていました。
私たちはすぐに、会員の花子さん、ドラメイさんに助けを求め、預かりボランティアのNさんに託しました。
預かりさんにたっぷりの愛情を受けて元気にキュートに育った「いなほ」は、
昨年12月に里親さん宅に家族として迎え入れていただき、
「もも」という名前をいただき、アイドル業にまい進しています。
「いなほ」は預かりさんいわく、「誰かの家でアイドルとして活躍するために生まれてきたような子」だそうです。
きっと、里親さん家族をメロメロにしていることでしょう。
(by 保護主の会員 S様)
お預かり頂いたN様宅にて、
キュートな魅力で、センパイがたにも何をしても許される雰囲気が伝わってきますね~
だってアタシ、生粋のアイドルなんだもん当然よ!
そんな最強アイドルいなほちゃんも、N様のお宅から卒業する日がやってきました。
はるばる茨城から川崎まで、道中いたって大人しく到着。
最初こそ、ここはどこなのかしら!?と戸惑ったものの、
到着してすぐにモリモリ食べるわ、
安眠するわの大物ぶりを発揮。さすが!
1週間のトライアル中も、まったく心配事がなく。
おひざに乗ってご飯を食べたり、
ぴったり寄り添ったり、
高台の窓からお外を眺めたり、
キラリンお目目で誘惑したり、
悩殺睡眠ポーズでご家族をメロメロにしていたのでした。
先代のご長寿の猫さんが大往生で旅立ってから、寂しい思いをしていたというG様ご家族。
ももちゃんの到着を心待ちにして下さっており、
到着時の温かい歓迎に、お届けした私たちも大感激でした。
おうちの外までお迎えに来てくれたお兄ちゃん、
女の子ならももちゃんとお名前を決めて楽しみに待っていてくれたそうです
G様ご一家の一員として愛情に包まれているももちゃん。
これからも、専属アイドルとしてG様ご家族とたくさんの幸せを共にして下さい
預かり様のお宅にいる間も、保護主としてももちゃんをサポートし、責任をもって譲渡までやり遂げて下さったS様、
ご協力下さった会員花子さん、
いつも緊急の子猫の受け入れを快く引き受けて下さる預かりボランティアのN様、
そしてももちゃんを迎え入れて下さった優しいG様ご家族の皆様に、
心より感謝を申し上げます。
ももちゃん「命のバトンを、これからも繋いでいってニャ」
(by ドラメイ)