めめ太くん。
6月末に、センター引き出し。
全盲、白血病felv陽性。
性格よし。
なつこく可愛いです。
全盲でも一階から3階まで自在に駆け回り、
気の合わない猫とは互角で勝負。
ほんとうに頭がよい子で、すぐにトイレや水の位置を覚えました。
この子は茨城県動物指導センターを訪問された滝川クリステルさんが直に会って、当会窓口で、引き出し依頼を受けた子です。
滝川さんのご友人のお宅で飼育されます。
体調管理してから、都内に移動お届けします。
土浦シェルターにて。
ユキちゃんです。
久しぶりにかつてユキを託していた預かりボランティアさんとお散歩。
大好きなママに会えて、上機嫌です。
ホームレスさんとこのクミスちゃん、譲渡トライアルとなりました。
エリコさん保護の市役所から来た子猫ちゃんと揃ってお届け。
エリコさんから、さっそくご報告がありました。
「お届け行ってきました。みんなで、ワクワクしながら待っていてくださいました。二人は、いきなりソファのしたに逃げ込みましたが、ふたり仲良くくっついていたので、やっぱり一緒にお届けして良かったと思いました。ふたりを仲良くしてくれたOさん、ありがとうございました。
男の子三人に、ご両親が、ちゃんと静かに優しく接するように言ってくださるので、安心しました」
土浦の市内で交通事故にあって下半身麻痺となった猫ちゃんです。
もう5年くらいになるでしょうか。ずっと都内の敬子さんに預かってもらい、通院もお願いしています。お名前を明かされないフォスターペアレントさんに支えて頂いてきました。ほんとうにありがとうございます。
毎日、強制排尿をしなくてはなりません。敬子さんありがとうございます!
動物たちの心や感情がテーマです。
動物の寛容さ。
チンパンジーは相手を慰めるために抱きしめてキスをする。共感は生物としての機能の核です。
子どもが悪い扱いを受けると、メスのチンパンジーはそれか自分の子どもでなくても抗議するし、
オマキザルは、私たち人間のように、自分に有利だが不公平にみえる結果を拒否します。
このように、動物のもつ公平性、高度な倫理観について、様々な研究が進められ、動物の持つ心の働きが分かってきたようです。
幼いコヨーテは、ケガをしない遊び方や兄弟と食べ物を分け合う方法を学びながら行動規範を身につける。
同様のことは、信頼を失った大人が仲間はずれにされる姿を目の当たりにする幼いサルにも言える。
動物は賢く、人間とそうは変わらないのではないでしょうか。
ジェーン グドールも登場しています。
お母さんチンパンジーが亡くなった悲しみから立ち直れずに、後を追うように亡くなったチンパンジーの話。
動物が動物を救済する。
イルカと遊ぶクジラ、
共同で狩りをするコヨーテとアナグマ。
種を超えた交流。
動物に記憶や感情があれば、友情を育むことはできるに違いない。
動物は血縁関係にある個体を認識します。
そのメカニズムは次第に明らかになってきたそうです。
また、動物の行動を長期にわたって詳細に記録するテクノロジーが生まれたことで、
動物には特定の個体への好みがあることが明らかになったといいます。
以前読んだ論文には、動物実験を受けるラットは、同じ巣箱で育った仲間が実験により痛がっているときは、関係ない巣箱のラットが実験されているときより動揺することが実験により科学的にわかった、とありました。
私たち人間と同様に、動物は、個でなく社会の繋がりで生きています。
本当に何とかしたいものです、立ち遅れた日本の動物事情を。
法改正を前に、ある議員は、動物には福祉は不要だと言い切ったそうですが、驚くべき認識です。
今の時代は動物福祉は世界の常識、今やグローバルスタンダードです。
複雑な心の働きを有し、痛みも感じる動物たちが、福祉的な配慮のもとでそれぞれ適正に扱われるように、次の法改正でも働きかけて参りましょう。
皆さん頑張りましょうね。
by 鶴田おかめ