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Channel: CAPIN(キャピン)公式活動報告
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相談事例から 神栖で捨てられた目の開かない子猫たち

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保護時7日

昨日、神栖のお宅で捨て猫があり、乳飲み子猫4が置かれていきました。

ダンボールは数日前からずっと置かれていたそうで、中の子猫に気づいたのが昨日の夕方。

保護主さんは戸惑われながらも拾って助けようとされています。

が、ご経験はなく、普通の牛乳を与え、ミルクまみれになったところ洗ってしまったようで、このまま育つかどうか不安です。

とにかく温めと授乳。
今が大事なとき。

医療費用やフードは責任を持つとのこと、最初の1ヶ月、または2週間だけでもお預かりお願いできたら、次の預かり様に繋げていきます。

リレーにて助けて行かれませんでしょうか。

ベテラン様や経験を積んでいる方のお力をお貸しください!

遺棄については警察に通報して頂くようお願いしました。


以上、ミルクボランティアさん募集をしていた1週間前のブログ記事です。あれからのご報告を致します。

保護した翌日の8日


保護主さんに、子猫の温めや授乳や排泄のアドバイスをしながら、預かりミルクボランティアさんを探していました。が、どうしても見つかりません。

保護主さんに電話をしてもお仕事の合間にお子さんの病院だったり、ご自身の通院もあったりで、乳飲み子のお世話に集中できる環境にはおられないようでした。
それでも家の前で死なれたら辛いから、と、何とかネットで調べて、ミルクを調達して、私がお願いしたように2、3時間おき授乳を目指して頑張ってくださっていました。

すると神奈川のにくきうさんからご連絡が入りました。

「…経験がないと乳飲みごはすぐに命をおとしますよね。おとといの乳飲み子ちゃんたちの預かりの方はみつかりましたでしょうか。

もしよろしければだめもとでこのあたりの知り合いの病院に聞いてみようと思うのですが、茨城から神奈川まで車でくる体力がその子達にあるかどうかも心配です。また搬送してくださる方がいらっしゃるかどうか…」


周辺でミルクボランティアさんを当たってみましたが、なかなか見つかりません。

保護した男性は寝不足気味、疲労もたまり、お子さんもまだヨチヨチの小さな、手のかかる2歳、ミルクやりはきついと話されていて、育つか心配でした。

写真の子猫たちが頭から離れず、悶々としていました。


「男性なのですね。
横浜や藤沢まで子猫たちをどなたか連れていらっしゃれそうですか?
子猫たちは移動の体力が持ちますでしょうか。
その二点が大丈夫そうでしたら預かり先を探してみます」と、にくきうさん。

命助かる道が開き始めました。


「茅ヶ崎がご実家なら道も詳しくていらっしゃいますね。四匹ですか?
病院では離乳した子は何度も里親さんが見つかるまで預かっていただいたことがあるのですが、乳飲み子はまだ預けたことがなく、okしてくださるとよいのですが、聞いてみます!」


10.11木曜の朝に、子猫4匹、神栖から神奈川県までの、片道3時間半の大移動となりました。


まな動物病院さんの先生のお話では、体重が生まれたときよりおそらく減っており、育つかどうか五分五分より低いと。

病院到着時


「子猫たちを一目見て、よくない状態であることはわたしにもわかるほどでした。
が、こんなでも一週間生き延びてくれた生命力を信じて諦めずに祈ろうと思います。
ミルクボランティアさんも楽しみに待っていますとおっしゃってくださっています。

保護主さんも実際は5時間おきくらいにしかミルクをあげられなかったようなのですが、会社から昼休みにもどったりしていて、今日も休みを取ったとおっしゃっていたので、猫をさわったこどない方なのに頑張ってくださったのだなと思いました。捨てた人が悪人です…」
と、にくきうさん。


「今さっき病院から電話があり、三匹はミルクを哺乳瓶で飲んでくれてなんとか大丈夫そうだとのことです。

ただ、一匹の白い子だけが飲みが悪く、その子は危ないかもしれないと」


みんな団子になっていてわかりにくいと思いますが、白黒の子が一番元気で大きく、あと三毛が2匹です。この子達はタクシーと電車で本鵠沼から戸塚のミルクボランティアさんまで運びました。


「三匹はもうおそらく大丈夫だと思います。本当にほっとしています。
もう一匹もきっと大丈夫と信じます。様子はまた病院に毎日確認します」

と、にくきうさん。

にくきうさんは私を、助けたくても手が出せない悲痛さから、救って下さいました。

ご自身の地元、神奈川の猫保護ネットワークにこの子らを繋げて下さったのです。

私は感染症のために、TNRや預かりなど、猫の現場で一切、動けないからです。



4匹を助けようと、保護主さん、獣医さん、ミルクボランティアさん、たくさんの方が力合わせて下さっています。ありがとうございます。

今、戸塚でこの子らを引き受けて下さっているねこじるしのむーんたんさんは、今回4匹も預けることを詫びると、いつも乳飲み子10匹いっぺんに引き受け授乳されているそうで、どっしり温かく、迎えてくださいました。

猫を助けるために生きておられるような、むーんたんさんです。


ひとつひとつ、小さな輝く命。
諦めて捨てる手もあれば、拾う手もある。

今回若いパパさんが、最初に手をのばしてくれました。


あの子たち、みな無事に育ちますように。

また、ミルクボランティアさんがおひとりでも増えますように。

育った里子を家族に迎えて下さる方が増えますように。

☆☆☆☆☆☆

皆様にお願いがあります。

子猫の粉ミルク、パウチ、缶詰、哺乳瓶、
暖かなフリースや毛布等のご支援を、どうかお願い申し上げます。


by 鶴田おかめ

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