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Channel: CAPIN(キャピン)公式活動報告
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もう、遅いのです。

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ニコ

こう

なな

かい




































深夜の捕獲。
昨年、多数の猫TNR を頼まれた飼い主さんが
死亡していたことがわかりました。

1月末に、残された猫はみな、家の外に出されたそうです。

手術した猫たちは、寒さと飢え、交通事故で、ほとんどいなくなりました。

2月に轢かれていた猫は、ガリガリだったそうです。

一年前に、捕獲作業を一緒にしたときに、飼い主さんには知的障がいがあることが分かり、
私は無理やり彼を車に乗せて、市役所の障害福祉課に連れていき、生活保護や介助などの支援をお願いしました。騙されて家を盗られないように、親戚に連絡して、成年後見人をつけるべきと話しました。
シルバーさんに掃除もお願いしました。

一年後、路上で複数の痩せた猫が轢かれて亡くなり、人が住まなくなった家に猫が置き去りにされている、との会へのメール相談により、ひょっとして、と市役所に飼い主さんの安否を確認してもらったら、亡くなっていることの連絡がありました。

常総シェルターの散歩中にわかりました。
犬散歩のさなかにこうした電話のやりとりがあり、世話が終わり、シェルターにあった捕獲器をすべて積んで、現場に向かいました。

庭はごみやしきのままでした。

市役所には死因や、何の行政支援をしていただいたのか、問いましたが、個人情報だと、何も教えて頂けません。

猫が出入り出来ていたはきだし窓は冷たく閉ざされており、
一年前にいたたくさんのさくら猫(去勢手術の済んだ耳カット猫)たちは、姿も見えません。
20匹くらい手術したのに。
深夜まで粘り、つかまるだけ、つかまえました。


人に任せていては、結局は助けられない。
命に間に合わせるには、その場で、自分が動くしかない。
虐待のレスキューには、次はない。
今しかない。

これは、8年間の活動のなかで、失敗や苦い経験からうまれた信条です。

言葉でなく、行いがすべて。

楽観したら失敗する。

それはよくわかっていました。

でも、ここを毎日通るたくさんの方がおられ、一年前に通報された方も通勤でいつもこの家を通られる、誰かが見守っているはず、何かあれば異変に気づくはず、

市役所にも繋げた、市役所が民生員さんを介して支援すると約束してくれた。

まさか、こんな。
最悪の事態になっていたなんて。

1月に寒空に放り出された猫たち。2ヶ月、時間を戻し、暖かな部屋にみなを入れておなかいっぱい食べさせたい。

もう、遅いのです。



By おかめ









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