控えめで、優しくて、穏やかで、
みんなに愛されていたアン。
シェルターで最古参となってしまっていたアンちゃんが、
今朝、空に昇って行ってしまいました。
今日、朝犬散歩のボランティアさんが連れ出そうと部屋に入ると、
ぐったりとへたりこんで、体温も低く、お口の中が真っ白だったそうです。
あさいろのくもさん、たまさんが、朝一ですぐ病院に搬送して下さいましたが、
病院を前に、呼吸が荒くなり痙攣し、
お医者様も手を尽くしてくださいましたが、アンちゃんの鼓動が戻ることはありませんでした。
たまさんが送ってくださった、搬送時の最後の写真です。
このときは、少し回復し、まだ顔をあげたりできていたそうです。
死因は明確ではありませんが、おそらく脳梗塞など突発的な症状だったのではないかとのことでした。
アンちゃんのお母さんのような存在のナナさんが、アンを病院に迎えに行き、
シェルターに連れ帰って下さいました。
個人的な思い出ですが、初ボランティアに参加の日、初めてお散歩したのがアンちゃんでした。
あの頃は、線香花火の仲間もたくさんいたね。
マイペースなクロとはずっと仲良しでした
控え目で、後ずさりするけどそっと近づいてくれるアンちゃんとの距離が、少しずつ近くなることが、
ボランティアに通う喜びでもありました。
誰とでも和やかに過ごせるアンちゃんは、日曜にはセブンと一緒に歩いて、
元気よく茂みの中を掘っていた。
ハラスとハナコと同じお部屋で、仲間と過ごせた日々だったね。
ハラスも、急なお別れを寂しく思っているんだろうな…。
3ヶ月間の迷子の間、ボランティアさんたちがどんなに必死にアンを探したことか、
アンちゃんがいかに愛されているかと思いました。
最後は、ナナさんが執念でアンのことを見つけてくれて、お迎えに行ってくれて。
このときも、今日も、お迎えに駆けつけてくれたのは、アンを深く想ってくれていたナナさんでした。
頑張って生きててくれて、戻ってきてくれて、
私たちとまた過ごしてくれてありがとう。
里親さんと繋げてあげられないまま、旅立たせてしまってごめんね。
アンちゃん、
あなたがいないシェルターは寂しい。
でも、シェルターに来る前にお世話してくれていた天国のNさんが、今は抱きしめてくれていることでしょう。
明日、お葬式で最後のお別れになります。
控え目だったアンちゃん、明日だけはたくさんナデナデさせてね。
ずっとずっと大好きだよ。
立派に自分らしく生きたアンちゃんを、誇らしく見送りたいと思います。
ありがとう。
アンが見守られ、人の手と愛情の中で旅立ったことに心から感謝いたします。
(byドラメイ)